使用済み鉛筆を棒状肥料に「鉛筆の資源循環システム」実証実験開始 サカタのタネ2021年11月16日
サカタのタネは、三菱鉛筆、日本郵便、品川区教育委員会と使用後の鉛筆を回収し、棒状肥料やバイオマス発電として再利用する取り組み「鉛筆の資源循環システム」の実証実験に参加。品川郵便局配達地域内の品川区立の小学校と義務教育学校11校で、循環のトライアルを11月15日から始めた。
品川郵便局でテスト販売される12本入りの「フォレストサポーター鉛筆」
鉛筆は従来、短くなるまで使われた後、多くはごみとして処理される。三菱鉛筆は最後まで芯が入っていない国産ヒノキ材を使った「フォレストサポーター鉛筆」を開発し、棒状肥料として再利用。また、通常の鉛筆回収によりバイオマス発電への再利用の取り組みを行う「鉛筆の資源循環システム」を発案した。同スキームの実証実験として、品川郵便局配達地域内の品川区立の小学校・義務教育学校11校で循環のトライアルを開始した。
具体的には、(1)同11校に「フォレストサポーター鉛筆」を無償配布、(2)同11校と品川郵便局に鉛筆回収ボックスを設置し、使用済みの「フォレストサポーター鉛筆」、通常鉛筆の分別回収を実施、(3)回収された「フォレストサポーター鉛筆」を棒状肥料に、通常の鉛筆をバイオマス発電に再利用し、棒状肥料を協力した学校に配布する。
サカタのタネは、使用済みの「フォレストサポーター鉛筆」を棒状肥料化するための開発に協力。身近な文房具である鉛筆を使ったこの取り組みを通じ、参加した小学生などが資源循環について学ぶきっかけになることや、展開地域の拡大などさらなる広がりが期待される。
使用済み鉛筆を木粉化して棒状肥料に再生
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日