鹿児島県南大隅町「国産アボカド」味わうイベント開催 新宿高野2021年11月18日
新宿高野は、鹿児島県南大隅町と連携して取り組んでいる国産アボカドの販売イベントなどを11月に開催する。
南大隅町ブランド「和トロピカル」のパッケージで店頭販売
鹿児島県南大隅町は、九州本島最南端 北緯31度線にあり、冬でも暖かくヤシ科のビロウやソテツ、ハイビスカスなど亜熱帯地域の植物が見られる。南国のような気候から「和トロピカルフルーツ」の町と称し、国内ではまだ珍しい秋から冬に収穫されるアボカドの栽培に力を入れている。
アボカドは、品種が世界に1000種以上あると言われるが、日本で流通しているもののほとんどは、果皮が黒くゴツゴツした外国産の「ハス」という品種。そこで南大隅町役場が所有するハウスでは、選りすぐった品種を栽培し、生産者に比較してもらいながら、町の気候に合う優良品種を選抜してきた。
南大隅町のアボカドは、樹上で熟成させてから収穫するのが特徴で、アボカドには登録農薬がないため、無農薬(栽培期間中不使用)で栽培。栽培品種は、楕円球型で果皮は薄く、果肉は油分が多くなめらかで甘みが感じられる「ベーコン」と、果形がひょうたん型で、種が他品種と比べて小さくその分果肉が多い、コクのある食味の「ピンカートン」の2種類。いずれも緑色の状態で収穫され、緑色の状態で食べごろを迎える。
外国産のアボカドは完熟する前に収穫され日本に出荷されるため、店頭で食べ頃を見極めるのは、難しいが、南大隅町産のアボカドは、食べ頃が間近のアボカドだけを収穫。軸の部分の果梗枝を付けたまま出荷するため、その部分が黄色くなりポロっと取れ、手に持った時にナスのような、フカフカとした感触になった時が食べ頃のサインとなる。品種によっては、皮を剥いた後も、果肉が鮮やかな緑色のままで、数時間は変色しないという。アボカドが最高に美味しい状態で食べられるのは、国内産ならではの魅力といえる。
「和トロピカルフルーツ」の町、鹿児島県南大隅町にあるアボカドのほ場
南大隅町でアボカド栽培を始めて10年目になる2020年は、南大隅町産アボカドのカルチャー教室を実施。今年はカルチャー教室に加えて南大隅町ブランド「和トロピカル」パッケージとして、新宿高野本店で販売する。
鹿児島県南大隅町産アボカドのギフトは11月25日~28日、新宿高野本店 B1階 フルーツギフトフロアで販売。同単品販売は11月26日、同店B2階のフーズフロアで。また、鹿児島県南大隅町産アボカドを使用した「アボカドシュリンプ」はB2階フーズフロア デリカコーナーで11月26日〜28日に販売予定。
また、今年春からスタートしたタカノフルーツパーラーのイベント「フルーツ×旅 1dayイベント 旅するフルーツ」の開催も予定している。
◎フルーツ×旅 1dayイベント 旅するフルーツ~鹿児島県南大隅町産アボカドと鹿児島県産大将季~
日時:11月25日 10:30~12:30、14:30~16:30
料金:6600円(税込)各回10人、先着順
場所:5階タカノフルーツパーラー新宿本店
◎鹿児島県南大隅町アボカド試食会
日時:11月26日 10:30 ~ 11:20 、14:00 ~ 14:50
料金:3300円(税込)各回8人・先着順)
場所:新宿高野新宿本店 B1階フルーツサロン
内容:アボカドの食べ比べ、オリジナルスイーツなどの紹介
※満席のためキャンセル待ちのみ受付中
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