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家族酪農から次世代の酪農へ 千葉県成田市で新牛舎を稼働 秋葉乳業2021年12月13日

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(リード)
観光牧場「成田ゆめ牧場」を運営する株式会社秋葉牧場から酪農・乳製品製造部門が独立した新会社、株式会社秋葉乳業(千葉県成田市)は12月20日、2020年に着工した新牛舎の正式稼働を始める。

新牛舎の外観新牛舎の外観

明治20年に酪農家として創業した秋葉牧場は、130年以上にわたって酪農を主軸に事業を運営している。千葉県は酪農発祥の地でありながら、後継者不足による相次ぐ廃業により現在酪農家は500件未満まで衰退。同牧場は、かつては身近だった酪農や牛が遠い存在になっている現状に危機感を覚え、酪農を主軸に置いた6次産業事業を拡大することで、"次世代の酪農家モデルケース"として道を切り開こうとしている。酪農・乳製品製造に力を入れるため、「秋葉牧場」から酪農・製造部門を「秋葉乳業」として分社化。2022年9月までに牛の搾乳頭数を現在の約60頭から220頭まで増加させるため新牛舎を設立した。

新牛舎は、1頭ずつ繋ぎで飼育する個別管理から、パドック(広場)にて放牧飼育する群管理へと変更。現在、ヨーロッパをはじめ動物福祉の観点から繋ぎ飼育に問題意識が持たれているが、群管理にすることで自由採食ができ、牛のストレス軽減が期待できる。さらに、老齢個体が自然と淘汰されることで、牛の世代交代による生産効率向上も見込まれる。

また、スタッフがミルカーという機械を使って1頭ずつ行っていた搾乳を、牛が自ら搾乳室に入って機械を装着し同時に複数頭の搾乳ができるパーラー方式に変更。これまで60頭2時間ほどかかっていた搾乳時間が、同じ2時間で200頭以上の搾乳が可能となる。

さらに、ストレス環境の改善として、屋根の高さを高くした換気性向上による感染症対策や、屋根からの散水設備導入による夏場の暑熱対策、目に優しいライトを使うことで牛へのストレス軽減するなど、感染症や暑さに弱い牛の健康を第一に考えたハード面で工夫した。

こうした飼養環境改善やエサの工夫により、搾乳量を1日1頭平均30キロから38キロまでをめざす。今後は、2022年9月までに搾乳頭数を220頭まで増加。最終目標は300頭をめざし、乳製品の安定製造が可能となれば、東南アジアへの乳製品輸出も視野に入れている。

なお、旧牛舎は、観光牧場「成田ゆめ牧場」の観光用施設として順次リニューアルし、観光として酪農を伝える場として乳搾り教室会場の拡大などを予定。頭数に比例する牛糞増加については、新機材を導入することで、高品質な肥料として商品化も見据えている。

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