惣菜製造業のDX化・ロボット化支援プロジェクト開始 日本惣菜協会2021年12月14日
日本惣菜協会は、株式会社FAプロダクツと、中小惣菜製造業の協調領域における共通課題の明確化、実現化に向けたシステム構想設計とシミュレーション分析を提供するプロジェクトの推進を開始した。
FAプロダクツは、同協会が幹事を務めるロボット革命・産業IoTイニシャティブ協議会で「食品TC」のメンバー。同プロジェクトは、FAプロダクツが採択された、中小企業基盤整備機構が進める「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ビジネスモデル構築型)」事業で、協会会員企業30社を対象に課題解決を支援する。
「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ビジネスモデル構築型)」は、民間サービスとして継続的に中小企業のビジネスモデル構築・事業計画策定を支援する「拡張可能な先駆的プログラムの立ち上げ」を後押しすることで、中小企業が持続的に経営革新に取り組んでいける「イノベーション・エコシステム」の構築を目指す取り組み。
中小惣菜製造業においては、市場環境の急激な変化や人手不足を中心に課題がある。各社はさまざまな解決策を検討しているものの、自社では構想できないうえ、投資対効果が明確にならない、または、投資対効果が十分期待できないために投資に踏み切れず、経営革新が滞っているのが現状だ。
同取り組みでは、中小惣菜製造業のDX化と、ロボット化実現における最初の一歩を、構想設計とシミュレーション分析を核にしたプログラムの提供で支援。また、「投資対効果」を明確にすることで、幅広い業種の企業における持続的な経営革新に寄与する。
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