山形県酒田市の移住・定住の拠点づくり計画、プロジェクト名が決定 生活クラブ2021年12月15日
生活クラブ連合会は、山形県酒田市と連携し、「居住」+「地域と交流する場」などの機能を持った、移住・定住の拠点施設をつくる計画を進めており、2022年12月に居住棟と交流拠点棟を竣工予定。このほど、同プロジェクトと場所の名称が、「TOCHITO(とちと)」に決まった。
拠点施設イメージ図
プロジェクト名の「TOCHITO」には、"土地の自然や人々と繋がることで実りある人生と持続可能なコミュニティがつくられる"というメッセージが込められている。また、移住者向けの居住棟を「TOCO」、地域交流拠点となる交流棟を「COTO」とそれぞれ名付けられ、みんなで未来を創るまちの拠点をめざす。
生活クラブは、1970年代から山形県庄内地方の生産者と、食の提携を通して関係性を深めてきた。約50年が経過し、生活クラブの組合員には、庄内地域への愛着を抱く人が多い。こうしたつながりを発端に、この地への移住や二拠点生活がライフスタイルの選択肢になるよう、移住・定住の拠点となる施設づくりの計画を、2016年から酒田市とともに進めてきた。単なる「移住・定住」から、産地と共に「自分らしい暮らし」を創造するプログラムの実現に向けた拠点の構想を形にする。
建設予定地は、酒田市の歴史を伝える山居倉庫の向かい側に位置し酒田港に近く、県のシンボル的存在である鳥海山を臨む場所。近隣には市民農園もあり、豊かな自然の中で都市型生活も営める。
「居住棟」は全18室。部屋は1K(29.81平方メートル)~2LDK(55.28平方メートル)で、家賃は5万4000円~7万7000円(共益費等別途)を予定している。「交流棟」は、地域の人々と交流できるスペースで、シェアキッチンや多目的広間を設置するほか、シェアオフィスとしての活用も予定。さらに、電動自動車のシェア利用で移動手段の問題解消に向けた取り組みも検討している。
現在、居住検討者参加型で地元企業・行政とともに拠点の運営方法や住まい方の話し合いを進めるなど、未来を創るまちの拠点づくりが始まっている。
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