鹿児島県薩摩川内市のトマト農家「さつま農園」が承継者を募集 リレイ2021年12月22日
鹿児島県薩摩川内市で、カラフルトマトを水耕栽培している「さつま農園」は、クラウド継業プラットフォーム「relay(リレイ)」で事業の承継者を募集している。
後継者を募集するさつま農園の田島さん
さつま農園は、10年前に国の補助事業として認可され、トマト農園をスタートした数少ない農園。水耕栽培は、土を使わず水と液体肥料(溶液)植物を育てる方法で、健康的な無農薬植物が育ち、季節に関係なく栽培できる。同農園の田島さんはこの水耕栽培を青森の農家「Living Farm」から引き継いだ。
トマト栽培を行なうハウスには、水耕栽培のための制御装置など充実した設備とともに、ハウス以外の農地があり、そこで他の作物も栽培できる。また、農水省の補助事業の補助金アップもある。
田島さんは「真面目で農業が好きな方に継いでもらいたい。栽培後継者に任せることができれば、自分は販路拡大に注力できる。最近はカラフルトマトを見かけるようになったが、それでもさつま農園さんのトマトを使ってくださいと言ってくれる業者がある。コロナで落ち込んだ業績を取り戻し、さらに発展させていってほしい」と話している。
事業を引き継ぐ際には、トマト栽培に必要なハウスや設備とともに、近辺の農地や一軒家も引き継ぐことができ、トマト栽培以外にも様々なことにチャレンジできる環境が整っている。
クラウド継業プラットフォームの「リレイ」は、事業を譲りたい経営者と、事業を譲り受けたい候補者をマッチングさせるサービス。従来のM&Aマッチングサイトと異なり、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者を公募している。
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