地域の生産情報と需要情報を時空間マッチング 新たな地産地消へ「地産Net」運用開始2021年12月22日
株式会社PROPELaは、地域における生産情報と需要情報を飲食店の発注票上でマッチングする新しい地産地消推進の仕組み「地産Net」を開発。地方回帰と持続可能社会へのシフトに向けて、地産地消を軸とした食の安全保障やSDGsの要請に応える。
同社は、経済産業省の「地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業(R3年度)」で、持続可能な地域社会のための「地産地消・域内流通活性化システム」の実証事業を実施。関東近県の5つの自治体(埼玉県深谷市・茨城県守谷市・新潟県阿賀野市・栃木県那須塩原市・栃木県宇都宮市)の協力を得て7月から実証を始めた。実証事業を通し、それぞれの地域のニーズをリサーチしながら域内流通を促進するために必要なアプローチを探った結果、需要者(飲食店・問屋など)の受発注の現場の課題解決を提供しながら、地域の生産情報をマッチングさせる「地産Net」の構想となった。
「地産Net」の主な特徴は、いつ、どこで、なにがどのくらいあるのか地域の生産と需要の情報を「時空間パラメータ」で自動マッチングする。また、地域に立脚した「BtoB特化型」の地産地消促進に取り組む。さらに、全ての飲食店をFAXから解放し、仕入先様式に寄り添いながら発注業務を革新する「マルチフォーミング」機能を採用。生産者には収穫予定登録アプリを、需要者には仕入れ・発注業務用オンラインツールを提供し、同サービスを利用するためのiOS版・Android版のアプリを同時リリースした。
「地産Net」の運用実証のため、各地で説明会を開催する。直近では12月22日と23日に、新潟県阿賀野市で阿賀野市役所農林課と現地説明会を共催。その後、2022年1月から補助事業の区切りとなる2月にかけて各地で順次開催を予定している。
重要な記事
最新の記事
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日
-
厚木・世田谷・北海道オホーツクの3キャンパスで収穫祭を開催 東京農大2024年11月22日
-
大気中の窒素を植物に有効利用 バイオスティミュラント「エヌキャッチ」新発売 ファイトクローム2024年11月22日
-
融雪剤・沿岸地域の潮風に高い洗浄効果「MUFB温水洗浄機」網走バスに導入 丸山製作所2024年11月22日
-
農薬散布を効率化 最新ドローンなど無料実演セミナー 九州3会場で開催 セキド2024年11月22日
-
能登半島地震緊急支援募金で中間報告 生産者や支援者が現状を紹介 パルシステム連合会2024年11月22日