ガーデニング用品市場 2021年から2026年に約5%で成長見込み2021年12月23日
グローバルインフォメーションは12月20日、市場調査レポート「ガーデニング用品市場:世界の業界動向、シェア、規模、成長、機会、予測(2021年~2026年)」(IMARC Services Private Limited)の販売を開始した。
ガーデニング用品の世界市場は、2015年から2020年にかけて緩やかに成長。同レポートによると、今後2021年から2026年にかけて市場は約5%の年平均成長率(CAGR)で成長すると予測されている。
日々の農作業を簡単に、効率的に、経済的に行い、植物全体の成長に好ましい条件を与えるガーデニング用品。こて、鋤、熊手、手耕機、トラクター、芝刈り機、ハロー、セッケン、ガーデンフォーク、スプリンクラー、剪定鋸、スプレーポンプ、草刈り機、出芽・接ぎ木用ナイフなどがある。現在、複数のメーカーが、雑草の駆除、作物残渣の除去、エアレーションの促進など、労働集約的な作業を容易にするロボット機器を提供している。
市場の動向
急速な都市化に伴う家庭菜園の増加や、自家製の有機野菜や果物に対する消費者の関心の高まりは、市場にプラスの影響を与える重要な要因の一つ。これは、環境問題への関心の高まりと、食品中の残留農薬による悪影響に対する個人の意識の高まりによるものと考えられる。さらに、垂直庭園などの造園の需要が高まっていることも、市場を牽引している。
ガーデニング用品は、世界各地のゴルフコース、スポーツフィールド、公共の公園などでも使用。また、多忙なライフスタイルや生活水準の向上に伴い、日々の作業を高精度に行うための自動化機器の需要が高まっている。これに伴い、人工知能(AI)技術の統合により、運用コストを削減するために、業務用芝刈り機の導入が増加。これに加えて、マンション需要の増加や核家族化によるバルコニーガーデンの増加傾向も、市場の成長に寄与している。さらに、市場の主要企業は、革新的でスマートな機器の開発・導入に注力しており、これが市場を活性化させると予想されている。
主要な市場区分
世界のガーデニング用品市場は、製品、最終用途、地域に基づいて分類されている。
製品別の市場区分
ハンドツール
・ウィーダー
-ケープコッドウィーダー
-ペービングウィーダー
-フィッシュテールウィーダー
・鍬
・鋏・ハサミ
・その他
芝刈り機
トリマー&エッジャー
水処理装置
その他
最終用途別の市場区分
・住宅
・商業/政府機関
地域別の市場区分
北アメリカ
・アメリカ
・カナダ
アジア太平洋地域
・中国
・日本
・インド
・韓国
・オーストラリア
・インドネシア
・その他
ヨーロッパ
・ドイツ
・フランス
・イギリス
・イタリア
・スペイン
・ロシア
・その他
ラテンアメリカ
・ブラジル
・メキシコ
・その他
中近東・アフリカ
市場の競合状況
世界のガーデニング用品市場における主要な企業は、アリエンス社、ブリッグス&ストラットン社、ディア社、ファルコン・ガーデン・ツールズ社、フィスカルズ・グループ、ハスクバーナ社、クボタ社、MTDプロダクツ社、ロバート・ボッシュ社、本田技研工業社、トロ社などが挙げられる。
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】農水省(4月21日付)2025年4月21日
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日