米国での日本産米粉浸透へ 日本産米粉のベーカリーレシピを発表 JFOODO2021年12月27日
日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は、米国での日本産米粉の浸透を目指し、日本産米粉を使用した「Cheesy Rice Bread(チーズライスブレッド)」と、「Apple Fritter(アップルフリッター)」の2種類のベーカリー製品のレシピを発表した。
日本産米粉を使った「チーズライスブレッド」
同レシピは、世界有数の調理教育機関である、カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカが開発。JFOODOは今後、この2種類のベーカリー製品のレシピを、日本産米粉を使った象徴的なレシピとして、グルテンフリーベーカリー事業者に向けて伝えていく。
日本産米粉は、おいしい日本の米を優れた製粉技術で加工しているのが特長。米国ではもちドーナツやもちマフィンなどもちもちの食感を活かしたスイーツやパンが人気で、今回開発した「チーズライスブレッド」は、日本産米粉を使うことでもちもちが際立ち、味わいと共に食感を楽しめる。米国の消費者に定番人気のスイーツメニュー「アップルフリッター」は、従来の原材料である小麦粉を全て日本産米粉に置き換えたグルテンフリースイーツとして、ヘルシー志向の消費者のニーズを叶えるレシピとなった。
日本産米粉を使った「アップルフリッター」
レシピを開発したベーキング&ペストリー アート(製菓製パンコース)助教授でシェフのダイアナ・ロソマンド氏は「アップルフリッターが出来上がった時、米粉を使用すると、ふんわりとした柔らかさが加わり、美味しく仕上がったことに驚いた。試作を繰り返すうちに、美味しく仕上がった要因の一つは、米粉の使用により、りんごの味がより引き立ち、甘みと酸味が強調されることに気が付いた」と話している。
また、アシスタントディレクター コンサルティングプロジェクト教授のデイビッド・カーメン氏は、「新しいレシピの開発において、ポンデケージョのレシピをベースにしたチーズライスブレッドで、本来の素材である発酵タイプのタピオカ粉の代替として米粉を使用したが、このアイデアはとても面白い。今回の2品はグルテンフリーレシピだがグルテンフリーだからというだけではなく、味わいも深まった」とコメントした。
開発した2つのレシピは、12月9日(米国現地)に開かれた日本産米粉オンラインワークショップで、実際にロソマンドシェフがデモンストレーションをベーカリー事業者に向けて披露。また、2020年2月までにオンラインワークショップを3回実施を予定している。
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