雪国で栽培されるバナナで作る「雪ばななプリン」新発売 山形プリン2021年12月27日
山形県かみのやま温泉の旅館で日本の宿古窯のグループであるYSコーポレーションが運営するプリン専門店「山形プリン」は2020年1月1日、雪国で作られる希少なバナナを使った「雪ばななプリン」を発売する。
雪ばななプリン
「雪ばなな」は、雪の降る環境で生育される国産バナナ。豪雪地帯の山形県戸沢村のハウスで栽培されており、JAおいしいもがみが主体となって、沖縄から苗を取り寄せ、2019年に「雪ばなな」として販売された。
寒さの厳しい環境で生育できる秘密は温泉熱を活用した地熱での栽培。ハウスに隣接する温泉施設「いきいきランドぽんぽ館」から配管を使い、約60℃の源泉をハウス内に送り込み、一周するうちに源泉が水に戻ってしまうほどの寒さのなか、ボイラーを使って、亜熱帯で生育するバナナの環境になるよう、温度と湿度を確保している。
「雪ばなな」の名前は、山形県の吉村美栄子知事が、バナナ栽培の説明を受けた際に「雪ばななでどうでしょう」と言ったことから、命名されたという。現在「雪ばなな」は試験栽培中で、多くの量を作ることができないが、今回特別に山形プリンが「雪ばなな」を使ってプリンを作ることになった。
「雪ばななプリン」(508円・税込)は3層になっており、一番下の層は「雪ばなな」をペーストにしてプレーンプリンと合わせた雪ばななプリン。真ん中の層は、やまべ牛乳と国産生クリームを合わせて作る特製ミルククリームプリンで、2層のプリンの上には雪のようなふわふわの泡で、「雪ばなな」が作られる戸沢村の雪を表現した。スプーンをいれると雪にみたてた泡の中から、貴重な雪ばななが出てくるように見え、芳醇な「雪ばななプリン」を楽しめる。
左:「山形プリン」パティシエの新野さん(左)とJAおいしいもがみの片岡さん
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