乳製品検査の市場規模 2026年に81億米ドル到達予測2022年1月12日
グローバルインフォメーションは1月6日、市場調査レポート「乳製品検査の世界市場 (~2026年):タイプ (安全性 (病原菌・混入・農薬)・品質)・技術 (従来型・迅速型)・製品 (乳&粉乳・チーズ・バター・スプレッド・乳児用食品・アイスクリーム・デザート・ヨーグルト)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を開始した。
乳製品検査の市場規模は、2021年の55億米ドルから年平均成長率(CAGR)8.2%で成長し、2026年には81億米ドルに達すると予測されている。乳製品検査は、あらゆる種類の食品を対象とする食品検査の中でも、牛乳やその他の乳製品を対象に安全性や品質を扱うアプリケーション。食糧農業機関(米国)によると、世界で60億人以上の人々が牛乳や乳製品を消費していることから、乳製品検査は、最終消費者が、有害な病原菌、重金属、ダイオキシン、不純物のない安全で高品質な牛乳・乳製品を入手できるようにするために重要な役割を果たしている。また、製造業者が、汚染物質に関する法律や不正行為などの規制要件を遵守し、食中毒などの発生を回避するのにも役立つ。
新型コロナウイルスの影響は、安全かつ健康的で栄養価の高い食事の重要性を浮き彫りにし、食や食品の安全、食の持続可能性に大きな影響を与えた。電子商取引を利用して食料品やレストランの食事を注文する人が急増する中、ドライブスルーやピックアップサービスを確立しているレストラン経営者は、高い業績をあげている。食品に関する消費者の行動は、安全性や品質への関心が高まることで、急激に変化しており、メーカーは市場での製品価値を維持するため、食品の安全性を評価する必要がある。
推進要因: 食中毒の発生件数の増加
食中毒は、主に農薬や病原菌、毒素、重金属などで汚染された食品を摂取することで発生。2019年に発表されたWHOの推計によると、欧州では汚染された食品を食べて約2300万人が病気になり、そのうち毎年4700人が死亡している。乳製品は世界中で食中毒の主要な原因となっており、汚染源には生乳や低温殺菌されていない牛乳、チーズ、アイスクリームなどが挙げられる。低温殺菌の前後に生乳を不衛生に扱うと、病原菌の混入につながる可能性がある。
食中毒の増加に伴い、食用の乳製品の品質と安全性に対する関心が高まっている。品質を評価し、安全性と規制遵守を確保するため、乳および乳製品の微生物学的および化学的分析に重点が置かれている。その結果、牛乳・乳製品の厳格な検査を目的とした法律が導入され、乳製品検査の市場を牽引している。
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