今がおいしい「伊勢のいちご」ふるさと納税の返礼品でも人気 伊勢市2022年1月17日
三重県伊勢市は、「消費者に選ばれる農産物」を提供するため、青ねぎ、いちご、トマト、かぼちゃ、蓮台寺柿、横輪いもと6つの農産物のブランド化を推進。その中から、ふるさと納税で人気の返礼品で、1月~2月にもっともおいしい「伊勢のいちご」を紹介している。
今がおいしい「伊勢いちご」
伊勢神宮のある伊勢市は、いちごの生産が盛ん。生産量が県内2位の「三重いちご」として県内市場へ出荷する促成産地として、市場から高い評価を受けている。主な栽培品種は「かおり野」と「章姫」で、「かおり野」は、三重県で育成開発された上品な香りとさわやかな甘みが特徴の品種。「章姫」は、細長い三角形の、酸味が少なくやさしい甘みが特徴の品種となる。伊勢市では、11月中旬から5月下旬まで生産されており、2月頃までは特においしい時期。伊勢のいちごは県内のスーパーや市内の直売所などで買えるが、1月末まで受付の期間限定でふるさと納税の返礼品にもなっている。
伊勢市には、農業生産者の高齢化による農業生産量と生産者数の減少に歯止めをかけるため、農産物の生産と独立就農する生産者の育成を目的に、JA伊勢が出資し、2012年に設立された「あぐりん伊勢」があり、いちご農家になりたい人の心強い味方となっている。
現在は、青ねぎといちごで独立就農を目指す人を研修社員として受け入れており、2年間程度の作業の実践を通して栽培技術・経営感覚の習得と、農業の仲間づくりをサポート。現在、いちごの研修社員は4人で、多様なメンバーが力を合わせ日々いちご作りに励んでいる。
2017年から農業を始めたいちご農家の東江里さんは、「かおり野」と「章姫」をメインに、現在は6種類のいちごを栽培中。先輩農家から教わった「いちごは2か月先の仕事をしなくてはならない」という言葉を励みに、「先のことを予想して、今いちごの世話をする。その予想が当たってうまく育ってくれた時は、とてもうれしい」と話している。
かおり野と章姫をメインに栽培するいちご農家の東さん
重要な記事
最新の記事
-
(394)Climate stripes(気候ストライプ)【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月26日
-
地域医療の実態 診療報酬に反映を JA全厚連が決議2024年7月26日
-
取扱高 過去最高の930億円 日本文化厚生連決算2024年7月26日
-
【人事異動】JA全厚生連 新理事長に歸山好尚氏(7月25日)2024年7月26日
-
【警報】果樹全般に果樹カメムシ類 県下全域で最大限の警戒を 鳥取県2024年7月26日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 山形県2024年7月26日
-
今が旬の「夏酒」日本の酒情報館で提案 日本酒造組合中央会2024年7月26日
-
ヤンマーマルシェ、タキイ種苗と食育企画「とりたて野菜の料理教室」開催 カゴメ2024年7月26日
-
「ごろん丸ごと国産みかんヨーグルト」再登場 全国のローソンで発売 北海道乳業2024年7月26日
-
物価高騰が実質消費を抑制 外食産業市場動向調査6月度2024年7月26日
-
農機具王「サマーセール」開催 8月1日から リンク2024年7月26日
-
能登工場で育った「奇跡のぶなしめじ」商品化 25日から数量限定で受注開始 ミスズライフ2024年7月26日
-
東京・茅場町の屋上菜園で「ハーブの日」を楽しむイベント開催 エスビー食品2024年7月26日
-
鳥インフル 米国オハイオ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2024年7月26日
-
大玉すいか販売大幅減 小玉「ピノ・ガール」は前年比146.8% 農業総研2024年7月26日
-
千葉県市原市 特産の梨 担い手確保・育成へ 全国から研修生募集2024年7月26日
-
水産・農畜産振興 自治体との共創事例紹介でウェビナー開催 フーディソン2024年7月26日
-
新規除草剤「ラピディシル」アルゼンチンで農薬登録を取得 住友化学2024年7月26日
-
自由研究に「物流・ITおしごと体験」8月は14回開催 パルシステム連合会2024年7月26日
-
高槻市特産「服部越瓜」の漬け込み作業が最盛期2024年7月26日