「日本自然保護大賞2022」授賞者が決定 日本自然保護協会2022年1月20日
日本自然保護協会は、自然保護と生物多様性保全に大きく貢献する取り組みに対し、その成果と尽力を表彰する「日本自然保護大賞」の2021年度授賞者を決定した。
同賞は、地域性、継続性、専門性、先進性、協働の観点から、生物・生態系の研究、自然保護の実践、環境教育の推進などの優れた活動に賞を贈呈している。第8回となる今年度は、SDGsや生物文化多様性への関心や行動の高まりなどを踏まえ、幅広いジャンルから募集。3つの応募部門に対し、全国から101件(保護実践部門42件、教育普及部門43件、子ども・学生部門16件)の応募があった。その中から、活動の将来性や社会への波及性などに注目して慎重に審議した結果、3部門につき大賞各1件のほか、選考委員特別賞2件への授賞が決定。また、13の活動が入選となった。
なお、授賞記念シンポジウムが3月13日(15:00~17:50)に、東京・大手町の3×3 Lab Futureで開催。YouTubeオンラインでも配信する。
里山クラブ可児(岐阜県)の活動
◎「日本自然保護大賞」受賞の取り組み
<大賞>
・保護実践部門
コクヨ株式会社、四万十町森林組合(高知県)
「結の森プロジェクト ー 環境と経済の好循環を目指して」
・教育普及部門
里山クラブ可児(岐阜県)
「森と人、人と人が繋がり、創り伝える、ふるさと"我田の森"」
・子ども・学生部門
京都府立宮津高等学校・宮津天橋高等学校 フィールド探究部(京都府)
「丹後を駆けるF探のチカラ ー 地域の宝を探し、伝え、作り出す」
<特別賞>
・選考委員特別賞
手賀沼水生生物研究会、日本電気株式会社(千葉県)
「事業所内の湧水池で、多様なパートナーと希少種・普通種を守る」
・選考委員特別賞
棟方有宗(宮城県淡水魚類研究会、宮城教育大学)、遠藤環境農園、カントリーパーク新浜(宮城県)
「東日本大震災の津波を転機とした仙台沿岸域の田圃環境復元の試み」
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