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気仙沼市団体、JTBと協業 規格外いちごのアップサイクルチョコレート発売 ロスゼロ2022年1月27日

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食品ロス削減を目指す株式会社ロスゼロと、気仙沼まち大学運営協議会、JTBは、気仙沼市のいちご農家で発生した規格外いちごと、使われないままのチョコレートの製菓材料を組み合わせ、アップサイクル食品「気仙沼 みなといちご」を共同開発。1月28日からロスゼロオンラインショップで、2月2日から日本橋三越本店で期間限定で販売する。

不揃いで出荷できないいちごの形を活かし、メッセージ性のあるスイーツとして商品化

気仙沼市階上地区のいちご農家は東日本大震災の津波で栽培施設の9割が流出する被害にあったが、現在は若い農家も立ち上がり、「気仙沼いちご」ブランドの復活に精力的に取り組んでいる。3者のプロジェクトでは、同市で収穫したいちごを余すことなく使う食品ロス削減と被災したいちご農家を応援する地方振興につなげるスイーツを開発した。

ロスゼロは、使われないまま廃棄される資源を生まれ変わらせたアップサイクルブランド「Re:You(りゆう)」を「食べる理由がある」との思いを込めて2021年1月から展開。JTBは、全国各地の魅力的な人・モノ・場所・体験を地域の皆さまと発掘し、ふるさと納税サイト「ふるぽ」「ふるさとLOVERS」で発信するとともに、返礼品の開発にもつなげている。

日本の食品ロスは年間570トンに及び、生産現場でのロスも含め、日本全国で発生している未利用の資源を減らして循環させる社会への変化が求められている。食品ロス削減と地域の魅力再発見、それぞれの分野で社会課題の解決にアプローチする中で考えが一致し、2021年11月から両社は連携を開始した。

未利用の高級チョコレート材料やドライフルーツを使ったチョコレートは、JTBが運営するふるさと納税サイト「ふるぽ」に神戸市の返礼品として掲載。協業する中で、階上地区でいちご栽培の復活を目指す農家の存在を知り、規格外となったいちごと未利用のチョコレート素材を組み合わせ、気仙沼まち大学運営協議会の協力を得てアップサイクル化した。

「気仙沼 みなといちご」チョコレートは2600円(税込)。1月28日から「ロスゼロ オンラインショップ」で販売。また、2月2日~14日に日本橋三越本店本館7階で開かれる「スイーツコレクション&あんこ博覧会」に出品する。

階上地区でいちご農家の復活をめざす「シーサイドファーム波路上」佐藤代表階上地区でいちご農家の復活をめざす「シーサイドファーム波路上」佐藤代表

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