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農水省ローカルフードプロジェクト推進事業で給食用えのき入りメンチカツ配布2022年1月31日

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令和3年度農水省ローカルフードプロジェクト(LFP)に採択された「明日はきのこを食べようプロジェクト協議会」は、 食肉の代用としてエノキタケを使用したメンチカツを開発した。 このメンチカツを広く知ってもらい、 きのこの需要拡大と地元生産者の安定した経営基盤の確立、 更には持続可能な社会の実現のため、 長野県農政部の協力のもと、2022年2月より 長野県北信地区の小中学校の児童を対象に15,000食分を無償配布する。

えのき入りメンチカツえのき入りメンチカツ

令和3年度のLFP推進事業に採択された「明日はきのこを食べようプロジェクト協議会」で、 県内学校給食栄養士のヒアリングを行い、 みじん切りにしたエノキタケを食肉の代用として使用したハンバーグやメンチカツの商品開発を行った。 その第一弾として、 2022年2月に「給食用えのき入りメンチカツ」の配布を実施する。

長野県内の栄養士からのヒアリングをもとにした新商品のメリットは、下記4点。
1.きのこ類が好きではない児童が多いので、細かく刻んで食肉の代用として使用する食べやすい調理法
2.鉄分、 食物繊維の増加、 糖質の減少、 またはエノキタケ特有の成分が摂取できる
3.食肉よりも安価なエノキタケを材料とする事で 価格低減を実現
4.熱量、 価格が下がる事で 通常よりも大きなサイズが可能となり、 児童が喜ぶ

また、達成したいビジョン「SDGs」として、下記の4点を挙げた。
1.食肉が長野県産エノキに置き換わる事で、 県内産食材使用率をあげ、 地産地消の豊かな文化を醸成
2.予防医療や生活習慣病の抑制効果が期待でき、 健康寿命の延伸や長寿県として更なる発展に寄与
3.エノキを食肉代替することで、 食肉量を緩やかに抑制し、 畜産業が与える地球環境負荷の軽減に寄与
4.エノキタケの通年安定した需要にすることで、 業界生産者の持続可能な経営基盤を確立することが可能

無償配布される小中学校には合わせて「えのき食育ブック」の配布、 また児童を対象に試食のアンケートを行い、 商品の改良や実態調査を行う。

「給食用えのき入りメンチカツ」は、イラスト入りの子供たちが楽しくなるような商品にし、今回はえのきをプリントとしたメンチカツを予定。うま味が豊富で、食感が良く、粘り気のあるエノキタケは食肉の代替品として、今後も期待される。

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