「じゃばら」の効果を調査「花粉症モニター」1000人を募集 和歌山県北山村2022年2月4日
和歌山県北山村は、香酸柑橘の「じゃばら」を使用することで、花粉症に効用があるか調べる調査でモニターを2月20日まで募集中。同調査は2001年以来、不定期で行っており、今回は昨年に続く実施となる。
じゃばらの実
「じゃばら」は、昔から北山村に自生していた自然雑種で、村外不出で大切に育てられてきた果実。じゃばらの名前は「邪気を払う」ほど酸っぱいことに由来し、地元では縁起物としてお正月の料理などに珍重されている。北山村産のじゃばらについては、2008年に岐阜大学医学部が、じゃばらでくしゃみ、鼻づまりなど花粉症の諸症状が改善されたと学会で発表。じゃばらには他の柑橘に比べフラボノイドの一種である成分「ナリルチン」が多く含まれており、花粉症への緩和に注目されている。
同調査は、じゃばらの花粉症に対する効用を定期的に調べ、回を重ねることで信憑性の高いデータを収集・提供することで、全国に北山村の「じゃばら」を広く知ってもらうことを目的に行われる。2021年の調査では、回答アンケートなどを東京家政大学と共同で作成。今回もこのアンケートを利用し、より精度の高い結果を見込んでいる。
2019年のモニター調査では、有効回答者数2272人のうち、68.3%が、また、2021年のモニター調査では、有効回答者数1502人のうち、82.6%が、「花粉症の症状に何かしら効いた」と回答した。
◎2022年じゃばら花粉症モニター募集概要
募集期間:2月4日~2月20日
募集人数:1000名
モニターサンプル:じゃばら果皮粉末20g
対象:花粉症で、モニター期間終了後、WEB上でアンケートに答えられる人
申し込み方法:WEBの募集ページから
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