山形県酒田市のさつまいも生産を応援 電力プラン「さつまいもでんき」提供開始 ENS2022年2月9日
電力・ガスのOEM販売プラットフォームを展開するイーネットワークシステムズ(ENS)と山形県さつまいも生産者協会は2月5日、電気料金の収益の一部がさつまいも生産の活性化を目指す取り組みに還元される電気料金プラン「さつまいもでんき」の提供を開始した。
「さつまいもでんき」は、利用者が支払った収益の一部を、流通施設の整備や生産者の支援など、さつまいも生産を支えるための活動原資として地域に還元される。酒田市の住民だけでなく全国を対象としており、「故郷のさつまいも生産を応援したい」という人なら加入できる。利用者にとっては、電力プランを切り替えるだけで地域に貢献でき、お得に電気を使える。
さつまいもは、海外への輸出増や国内でのさつまいもスイーツブームなどを受け需要が年々増えているが、酒田市のさつまいもは、専用の貯蔵施設が地域内にないため、流通時期が限られる。また、生産者の高齢化などにより、直近30年で生産量が1/3以下に減少。こうした状況を改善するため、2人の若手さつまいも農家が山形県さつまいも生産者協会を設立した。「さつまいもの産地であることがこどもたちの地元愛を育み、地域の未来へつながっていく」ことを目指して活動している。
イーネットワークシステムズは、同協会の活動に共感し、自社のプラットフォームを活用した電力プラン「さつまいもでんき」を提供。エネルギーの供給を通じて、酒田市のさつまいも生産の活性化や若年層の地域定着などの課題を解決し、「魅力的な地域づくり」の一助になることを目指している。
酒田市のさつまいも畑
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