「Sansan」の本格運用を開始 竹中工務店2022年2月9日
株式会社竹中工務店は、Sansan株式会社が提供するクラウド名刺管理サービス「Sansan」を役員および営業部門内全体に導入し、本格運用を開始した。人脈共有による営業力強化と、DX実現に向けた顧客基盤の構築を促進を目指す。
竹中工務店は、グループ成長戦略として「グループで、グローバルに、まちづくりにかかわり、新たな価値を創る」を掲げ、建設技術とサービスが融合した新しいソリューションを生み出し、全てのステークホルダーへの価値提供を目指している。そして、「まちづくり総合エンジニアリング企業」としての総合力を高めるために、ICT戦略に注力している。
今回同社では、AIやロボットなども活用する「デジタル化による事業の変革」や、デジタル基盤のクラウド化といったICT戦略の一環としてSansanの導入に至った。役員並びに営業部門所属の社員での活用から、今後他部門への拡大も進めることで、「デジタル化による業務の効率化」を推進し、抜本的な生産性向上と全てのステークホルダーに対する高度な付加価値の創出を目指す。
同社では、建築事業およびまちづくりに係るデータ蓄積・活用基盤として、デジタルプラットフォームのクラウド環境への構築を進めている。そのような中、役員や営業部門など社内で保有する各業界トップクラスの企業との人脈情報について、名刺のデータ化を進める一方で、そのデータ化精度に課題を有していた。Sansanの導入により、簡単かつ正確に、名刺をデータ化し、名刺のデジタル管理と名刺情報の検索ができる環境が整ったことで、人脈情報を共有する文化の定着も進んでいる。また、営業活動のDXを推進するため、同社の顧客企業のネットワークをさまざまな業務情報と連携し、全社での顧客情報共有プラットフォームとしての活用も検討を進めている。
これまで同社では名刺管理が社員一人ひとりに委ねられており、人脈情報の可視化に対するニーズが高まっていた。Sansanの活用による名刺のデータ化・共有化により、顧客接点を組織的に管理・活用することが可能になった。所属や役職の隔たりなく人脈情報を見える化することにより、地域事業部間の連携強化・コミュニケーションが活性化され、顧客との新たな関係構築とビジネスチャンスの獲得へとつながることが期待される。
Sansanによって名刺をデータ化し共有することにより、役員や営業担当者はいつでもどこでもPCやスマートフォンから名刺情報を確認できるようになる。また、データ化した名刺情報に関連する人事異動情報や企業に関するニュースが自動で通知されるので、常に最新の顧客情報を把握のうえ、顧客の変化をいち早く捉えた営業活動が可能になる。同社では、こうした利点を活用して、名刺の整理や人脈検索などに費やしていた時間の大幅な削減による営業活動の生産性向上と、場所にとらわれない働き方改革の促進を目指している。
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