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鶴が飛来する旧諫早湾干拓地で持続可能な農業を CF実施中 宮下農園2022年3月10日

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旧諫早湾干拓地にある宮下農園(長崎県諫早市)は3月2日、野鳥と農業が共存できる地域になるきっかけを作ろうと、クラウドファンディング「READYFOR」でプロジェクト『鶴に恩返し~海抜ゼロメートルの田に飛来する鶴を見守りたい!!』を開始。3月25日まで支援を募っている。

旧諫早湾干拓地旧諫早湾干拓地

旧諫早湾干拓地内にある同農園には、冬になると毎日「ナベヅル」と「マナヅル」が散歩にやって来る。この鶴は、環境省レッドリストの絶滅危惧II類に指定されており、同省の調査によると、ナベヅルは世界の生息数の約9割、マナヅルは約5割が日本に飛来。鹿児島県の出水市が世界最大の越冬地で、日本国内でもナベヅル・マナヅルの適切な保全に取り組んでいる。現在、個体数が出水市に一極集中することから、感染症の発生等による種の絶滅リスクが懸念されており、絶滅リスク軽減のため、適切な越冬地数の増加が求められている。

同農園では、鶴が毎朝飛来し夕方には群れて飛んで帰る景色が、冬の日常となっていたが、鶴がこうした危機に瀕していると知り、何か出来ることはないかと考えていた。一方で、農業の盛んな諫早市森山地域では、鶴は種や苗を食べる害鳥。そこで、農家として生活を続けながら、野鳥の鶴と共存し、生活を営むためクラウドファンディングを立ち上げた。

今シーズンは、鶴由来の鳥インフルエンザが発生。鳥インフルエンザウイルスは、カモから鶴へ感染したと推測されている。カモは鳥インフルエンザのキャリアとなるが、鶴は感染するとすぐに死んでしまう。鶴の寝床は限られた範囲で、水が循環されないことから感染症が蔓延する可能性があるという。越冬地の一極集中を防ぎ、少数の群れで越冬できる環境があることで、感染症の防止にもつながると考えられる。

有機肥料を中心に、必要最低限の農薬使用に抑え、持続可能な農業を実践する同農園は、クラウドファンディングを通じて、旧諫早湾干拓地の豊かな自然環境を未来へ繋ぎ、野鳥と農業が共存できる地域になるきっかけとなることをめざしている。

天然記念物のナベヅル・マナヅル天然記念物のナベヅル・マナヅル

◎クラウドファンディング概要

募集期間:3月2日~3月25日(24日間)

<リターン商品>
・長崎県認定特別栽培米「宮下さんちのおいしいお米」
・特別栽培ミニトマト「宮トマト」シリーズ
・長崎県大村市のイタリア料理店ピッコロピアット食事券

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