中山間地域に関する日本初の白書「中山間地域ハンドブック」刊行2022年3月15日
中山間地域フォーラムは、中山間地域に関する日本で初の「白書」として「中山間地域ハンドブック」(農文協刊、1980円・税込)を刊行した。中山間地域について国民の理解を深めるとともに、地域おこしに携わる地域リーダー、自治体職員、地域おこし協力隊員、大学生、高校生等の活動のテキストとなるよう作成された。
「中山間地域ハンドブック」
田園回帰や関係人口の潮流に加え、コロナ禍に伴う地方移住の動きも出てきた。かつて消滅の危機も懸念された中山間地域は、「再生から未来への創造」に向け新たな展開を始めているが、地方自治体や地域では人材が不足しており、最新の知見や情報も十分届いていない状況にある。
「中山間地域ハンドブック」は、佐藤洋平東京大学名誉教授、生源寺眞一福島大学教授をはじめ、農村での実践的活動に取り組む第一線の研究者やジャーナリスト、地域リーダー、元町長など実践者がボランティアで執筆。歴史・課題・データ分析に続いて、「田園回帰」「半農半X」「関係人口」「田園文化」など36のテーマでコンパクトに解説している。また、全国のユニークな事例、経験豊かな識者の刺激的な提言を盛り込み、中山間地域おこしの教科書・辞書として、考えるヒント満載の内容となっている。
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