デリカアドバイザー養成研修 167人を修了認定 日本惣菜協会2022年3月16日
(一社)日本惣菜協会は3月15日、「2021年度第2回デリカアドバイザー養成研修」の修了認定者を発表。同8日の修了認定審査会で、167人を認定した。これにより、デリカアドバイザー修了認定者は、約311社、2897人となった。
2013年11月にスタートしたデリカアドバイザー養成研修は、惣菜売場のスタッフが惣菜を調理・販売する際の注意点、衛生や食品表示等の食品法令、バックヤード・厨房での作業工程等を通信教育で学ぶ研修。
惣菜・中食産業は、少子高齢化、単身者増加、女性の社会進出増加など、社会環境の変化を背景に、市場規模10兆円を超える大きな産業へと成長。惣菜は食生活に欠かせないものとなっており、売り場では、原材料や栄養素に関する素朴な質問や、健康や安全・安心に関わる事項等まで消費者からさまざまな問い合わせがある。
また、2021年6月からは、全ての食品等事業者に「HACCPに沿った衛生管理」が制度化され、、惣菜専門店をはじめ、スーパーマーケット、百貨店のバックヤード等で製造される惣菜も同制度の適用対象となった。同研修は、惣菜売り場で働く人が、基本的な知識を習得することで、店舗の信頼につながり、食品表示制度の一翼を担う重要な役割を果たす。
研修を採用している企業では、売場のリーダーがデリカアドバイザーの資格取得後、テキストを他のパートタイマー等への教育教材として利用し、共に働くスタッフに伝えていくことで、店舗全体の知識レベルの向上に活用。合格者からは「知識を身につけることで、自信を持って対応できるようになった」などの声がある。資格取得後はデリカアドバイザー認定証を店頭に掲示することが可能で、惣菜を購入する際の消費者の買い物サポーターとして、「信頼される売場」づくりを後押ししている。
次回のデリカアドバイザー養成研修受講の申込みは4月1日から5月末まで受け付けている。
◆デリカアドバイザー取得企業・団体と取得者数(10位まで・2022年3月8日現在)
▽1位 中部フーズ(213人)
▽2位 関西スーパーマーケット(203人)
▽3位 イズミ(168人)
▽4位 ベルク(137人)
▽5位 ラルズ(100人)
▽6位 さとう(92人)
▽7位 平和堂(86人)
▽8位 ヤマサ醤油(85人)
▽9位 まつおか(80人)
▽10位 デリカスイト(70人)
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