米国食文化に合わせた味噌レシピ開発「JAPANESE MISO」ブランドサイト開設 JFOODO2022年3月16日
日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は、米国の一般消費者や外食・小売り事業者に味噌の魅力を伝えるため、全国味噌工業協同組合連合会の監修で、味噌の種類や特長、健康機能などの情報をまとめた英語のブランドサイト「JAPANESE MISO」を開設した。
味噌ディップ
同サイトでは、新たに開発したレシピの紹介に加え、米国に味噌を輸出している日本の味噌メーカーの製品紹介や、それぞれの特長を活かしたレシピを掲載。味噌になじみがない米国消費者でも、味噌の基礎知識から米国で購入できる日本産味噌製品や調理法までをわかりやすく学べる。
味噌の最大の輸出先で、2020年度は味噌の輸出全体の25%を占める。米国では、健康意識の高まりを受けて「発酵食品」が注目されている。米国消費者を対象に調査を実施したところ、飲食店での喫食または小売店での購入意向は約半数を占めるが、その中で自宅での料理用に味噌を購入する割合は4分の1にとどまる。購入しない理由として「調理の仕方がわからない」が最も多かった。そこで、JFOODOでは、米国での日本産味噌のポテンシャルを広げるため、米国でレシピブロガーとして活躍するインフルエンサー3人を起用して、消費者の調理喫食意欲を喚起し、味噌を普段の食生活に取り入れられる4品のレシピを開発した。
日本産味噌のブランドサイト「JAPANESE MISO」
このほか、米国の消費者が日本産味噌の魅力を体験できる機会として、味噌に関心を持つ人がさまざまな情報に触れながら交流できるオンラインコミュニティを開設。応募者は20日間で2000人を超え、味噌に関する多くの反応があった。この中から味噌料理の調理意欲があり、SNSでの投稿などの情報発信に積極的な200人を選び、日本産味噌と、開発した4品のレシピをセットで送付し、調理喫食体験の機会を提供した。
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