子ども主体の食育活動が「食育コンテスト」で奨励賞を受賞 明日葉保育園2022年3月17日
株式会社あしたばマインドが運営する明日葉保育園駒岡園は、NPO法人幼年教育・子育て支援推進機構が主催する「第16回食育コンテスト」で奨励賞を受賞。駒岡園の栄養士・高澤緑さんが行った離乳食体験と、そこから派生した五感を刺激する3つの食体験が、コロナ禍における優秀な食育活動として評価された。
コロナ禍で、クッキングなど密になる食育活動ができない中、駒岡園ではメニューボードに毎日の給食献立と、「今日の給食には旬の野菜が入っているよ」など、食育に繋がるようなコメントを掲示していた。
そんな中、5歳児たちが赤ちゃん(0歳児)の食事に興味を持ち、「なんで赤ちゃんの食事は小さくしたり、柔らかくしたりしないといけないの?」「はじめて食べる時はおいしいのかな?」とさまざまな疑問が生まれ。そこで、興味があるなら体験させてあげようと「離乳食体験」を企画した。
「離乳食体験」で5歳児は、手づくりの口の模型を使って、赤ちゃんの口を説明すると、口が小さく、歯が無いことに気が付いた後、主菜(鶏つくね)と副菜(キャベツのナムル)の初期から完了期の離乳食を試食。「キャベツの味がする」「噛まないで飲めちゃう」「味がしない」など、さまざまな感想をふまえ、「 素材の味とは?」「よく噛んで食べるとは?」「 おいしい味とはどんな味?」という3つの食体験を実施した。
受賞した駒岡園は、「今回の取り組みは、コロナ禍の厳しい状況の中で、子どもたちの興味の声を拾い始まった新しい挑戦。正解がない取り組みではありましたが、このように評価していただけたことで自信につながった。引き続き子どもたちの主体性を大切に、食育活動をどんどん進化させていきたい」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(2)今後を見据えた農協の取り組み 営農黒字化シフトへ2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(3)水田に土砂、生活困惑2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(4)自給運動は農協運動2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(1)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(2)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(3)2025年1月23日
-
元気な地域をみんなの力で 第70回JA全国女性大会2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(1)新しい仲間との出会い 次世代へつなげるバトン 青森県 JA八戸女性部 坂本順子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(2)この地域を、次世代に繋ぐ、私たち 山梨県 JA南アルプス市女性部 保坂美紀子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(3)私たちの力で地域をささえ愛 愛知県 JA愛知東女性部 小山彩さん2025年1月23日
-
旧正月【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第325回2025年1月23日
-
地元産米を毎月お届け 「お米サポート」スタート JAいずみの2025年1月23日
-
定着するか賃金引上げ 2025春闘スタート 鍵は価格転嫁2025年1月23日
-
鳥インフル 米アイオワ州など5州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
鳥インフル 英シュロップシャー州、クルイド州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
スーパー売り上げ、過去最高 野菜・米の価格影響 「米不足再来」への懸念も2025年1月23日
-
福島県産「あんぽ柿」都内レストランでオリジナルメニュー 24日から提供 JA全農福島2025年1月23日
-
主要病虫害に強い緑茶用新品種「かなえまる」標準作業手順書を公開 農研機構2025年1月23日
-
次世代シーケンサー用いた外来DNA検出法解析ツール「GenEditScan」公開 農研機構2025年1月23日
-
りんご栽培と農業の未来を考える「2025いいづなリンゴフォーラム」開催 長野県飯綱町2025年1月23日