「2021年度市民活動支援金」で過去最多の助成が決定 パルシステム埼玉2022年3月18日
パルシステム埼玉は、「2021年度市民活動支援金」で過去最多となる13団体に総額400万円を助成。コロナ禍で地域社会での分断が広がる中、誰もが社会から取り残されることが無いよう県内で活動する市民団体と連携し、地域の課題解決に取り組む。
助成金の贈呈式はオンラインで開催
パルシステム埼玉の「市民活動支援金」は、社会貢献活動の一環として、ボランティアや福祉活動、環境活動、まちづくり活動等、地域の課題と向き合う非営利団体を資金面で支援する制度。1998年度に創設し、今年で24年目を迎えた。
今年度は、昨年度まで別の制度として市民活動団体を支援してきた「東日本大震災復興支援助成金」を統合。支援上限額をこれまでの総額250万円から、同400万円に増額して市民活動団体に申請を呼びかけた。
2021年度の助成には、県内で活動する15団体から申請を受け付け、利用者である組合員や役職員、組織外部から招いた有識者で構成する市民活動支援金運営委員会で審議を重ねてきた。審議の結果、2021年度は2001年度と並ぶ過去最多の13団体へ総額400万円の助成が決まった。
「2021年度市民活動支援金」助成団体は次の通り。
■特定非営利活動法人MiKOねっと
あらゆる年代の人たちが地域の中でふれあい、安心・安全に過ごせる地域・まちづくりを目指す。子育て中の親の孤立を防ぐため、交流の場を提供し、支援を行う。三郷市及び近隣市町で活動。
■特定非営利活動法人熊谷の環境を考える連絡協議会
人と自然の共生を図りながら持続可能な環境資源を少しでも健全な状態で未来に繋げるため、荒川・利根川水系水質調査や子どもを対象とした川辺の環境学習会を行う。熊谷市で活動。
■NPO法人あおいはる
地域で生きにくさを抱えた人たちや障害者が、「働く」を意識して生活することで成長し、社会との繋がりが持てるよう支援を行う。吉川市、三郷市で活動。
■埼玉里母の会
様々な事情で親と暮らせない子ども達を家庭に迎え育てている里親の当事者団体。里親向けの研修会や、里子のための進学や就職について、アドバイスや情報提供を行う。埼玉県全域で活動。
■オハナ合同会社
産前産後、子育て世帯を対象に、こども食堂、フードパントリー、ボランティアによる訪問型こども宅食で支援を行う。新座市で活動。
■鳩山ぽっぽ会
認知症の方が安心できる居場所作りと、家族の不安を軽減できるよう、地域住民や福祉事業者とのネットワークの構築、福祉の専門職や参加者同士の交流の場を提供する。鳩山町、比企郡及びその周辺地域で活動。
■ねんりんワークスはんのうきときとひろば
地域産業の活性化に役立つ木材を利用した木育サロンを開催し、木育を通じて健やかな子どもの成長と憩いの場を提供する。飯能市で活動。
■社会連帯グループにんじん
東日本大震災の福島原発事故の影響でふじみ野市に避難された被災者への支援、デイサービスそらまめを開所し、小農活動を推進する。ふじみ野市、福島県で活動。
■特定非営利活動法人NPOにじいろ
障がい者とその家族が、住み慣れた地域で将来に渡り安心安全に暮らせるよう支援を行う。熊谷市で活動。
■NPO法人心の子育て支援ハッピーマザー
子育て中の親、不登校の子どもと親を対象に安心して過ごせる居場所や学びの場を提供する。鴻巣市で活動。
■こそだて支援 comono
産前産後の子育て中のストレスや悩みを共有・共感し、子育ての情報交換ができる弁当宅配サービス等を行う。狭山市で活動。
■川越子ども応援パントリー
フードパントリー、学習教室を開催し、困窮家庭や困窮する若者を支援する。川越市及び近隣市町で活動。
■特定非営利活動法人やさしいくらし企画
木のおもちゃを揃えた子育てサロンやイベント等を開催し、親子の居場所を作り、子育て支援、家事支援を行う。草加市及び近隣で活動。
重要な記事
最新の記事
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(2)今後を見据えた農協の取り組み 営農黒字化シフトへ2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(3)水田に土砂、生活困惑2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(4)自給運動は農協運動2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(1)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(2)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(3)2025年1月23日
-
元気な地域をみんなの力で 第70回JA全国女性大会2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(1)新しい仲間との出会い 次世代へつなげるバトン 青森県 JA八戸女性部 坂本順子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(2)この地域を、次世代に繋ぐ、私たち 山梨県 JA南アルプス市女性部 保坂美紀子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(3)私たちの力で地域をささえ愛 愛知県 JA愛知東女性部 小山彩さん2025年1月23日
-
旧正月【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第325回2025年1月23日
-
地元産米を毎月お届け 「お米サポート」スタート JAいずみの2025年1月23日
-
定着するか賃金引上げ 2025春闘スタート 鍵は価格転嫁2025年1月23日
-
鳥インフル 米アイオワ州など5州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
鳥インフル 英シュロップシャー州、クルイド州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
スーパー売り上げ、過去最高 野菜・米の価格影響 「米不足再来」への懸念も2025年1月23日
-
福島県産「あんぽ柿」都内レストランでオリジナルメニュー 24日から提供 JA全農福島2025年1月23日
-
主要病虫害に強い緑茶用新品種「かなえまる」標準作業手順書を公開 農研機構2025年1月23日
-
次世代シーケンサー用いた外来DNA検出法解析ツール「GenEditScan」公開 農研機構2025年1月23日
-
りんご栽培と農業の未来を考える「2025いいづなリンゴフォーラム」開催 長野県飯綱町2025年1月23日