米農家の厳しい状況に関心を 4月8日までCF実施中 ファームみなみの郷2022年3月31日
減々栽培に取り組む有限会社ファームみなみの郷(新潟県五泉市)は、農業を取り巻く厳しい状況を多くの人に知ってもらうため、返礼品にこだわりの「お米」を送るクラウドファンディングのプロジェクトを「CAMPFIRE」で実施。4月8日まで支援を募っている。
ファームみなみの郷オリジナルデザインの「南郷米」(コシヒカリ)
米価は年々下落しており、特に2021年の大幅な下落により離農する農業従事者が増えると言われている。米を主力作物とする同社も生き残りが難しい状況に直面する中、追い打ちをかけるように農薬や肥料が高騰。一般家庭での米の消費量の減少もあり、米農家を取り巻く環境は厳しいものになっている。
同社は、離農者からの圃場請負の相談もできるだけ断らず、耕作放棄地を増やさないよう努力しているがそれにも限界がある。そこで、クラウドファンディングのプロジェクト「米農家なのに明日を食べていけない!?~米農家のリアルなお話し~」を立ち上げ、販路拡大や情報発信を行っている。
ファームみなみの郷がある五泉市は、阿賀野川をはじめとする水源に恵まれた土地。昼夜の寒暖差が大きく、夜間に養分を蓄えることで、粘り気が強くモチモチした食感のコシヒカリが育つ。同プロジェクトでは、この環境で育った100%コシヒカリ「南郷米」がリターンとして送られる。南郷米のネーミングは、新潟県五泉市を「南部郷」と呼んでいたことと、何合食べても美味しいとして名づけられた同社オリジナルの呼称とデザインになる。
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