千葉県八街市に障がい者就労継続支援B型事業所「農仲舎八街」をオープン 生活クラブ2022年4月1日
社会福祉法人生活クラブは、後継者不足に悩む農家と働きづらさを抱える人をつなぐ、新しい形の就労支援B型事業所として、福祉農園「農仲舎八街(のうちゅうしゃやちまた)」を立ち上げ、4月から運営を開始。利用者を募集している。
農仲舎八街は、耕作放棄地と障がい者就労支援を実現することを目的に、ソーラーシェアリングとユニバーサル就労の未来型福祉農園として、地元の人々の憩いの場となる交流スペースを併設する。
生活クラブ風の村が本格的に農業を始めたのは約7年前。「日本の農地を守る」ことと、「ユニバーサル農業」の推進を目標に、発足当初は福祉農園として0.1ヘクタールの畑を借りて、千葉県佐倉市をメインに農業に取り組んだ。職員は農業初心者で試行錯誤しながらの耕作だったが、発足3年目には生活クラブ生活協同組合も共同で運営に参加。名称を虹と風のファームと改め、現在では4.92ヘクタールの露地と0.08ヘクタールのビニールハウス併せて5ヘクタールの畑を耕作している。
課題に掲げている"日本の農地を守ること"と、"ユニバーサル農業の推進"は、実は大きくつながっている。対人関係が苦手だったり、引きこもりなど精神的に悩みを抱える人は、外作業をすることでその悩みを軽減でき、農業に参加することで後継者不足の農業の働き手になることができる。このほど開設する、障がい者就労継続支援B型事業所「生活クラブ風の村 農仲舎八街」では、こうした課題の解消につなげることができる。
農仲舎八街では、利用者が、ソーラー発電装置の下での野菜やイチゴの栽培、ビニールハウスでの小松菜の周年栽培、農場での収穫物の出荷作業などを担う。一人ひとりの希望や能力に合わせて作業内容を考えるため、農業が初めてでも安心して働け、土に触れ四季を感じることでストレスの軽減も期待できる。現在、一緒に働く利用者を募集している。
◎募集内容
工賃:時間額300円スタート。工賃アップ制度あり。
活動時間:8:00~17:00(他の時間帯でも可 要相談)
利用者の範囲:知的・精神障がい者
送迎:JR榎戸駅前、JR八街駅前(要相談)
休日:シフトによる(土日も開業・要相談)
勤務地:八街市八街ろ143-89
問い合わせ・資料請求先(電話)043-488-5411
重要な記事
最新の記事
-
(394)Climate stripes(気候ストライプ)【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月26日
-
地域医療の実態 診療報酬に反映を JA全厚連が決議2024年7月26日
-
取扱高 過去最高の930億円 日本文化厚生連決算2024年7月26日
-
【人事異動】JA全厚生連 新理事長に歸山好尚氏(7月25日)2024年7月26日
-
【警報】果樹全般に果樹カメムシ類 県下全域で最大限の警戒を 鳥取県2024年7月26日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 山形県2024年7月26日
-
今が旬の「夏酒」日本の酒情報館で提案 日本酒造組合中央会2024年7月26日
-
ヤンマーマルシェ、タキイ種苗と食育企画「とりたて野菜の料理教室」開催 カゴメ2024年7月26日
-
「ごろん丸ごと国産みかんヨーグルト」再登場 全国のローソンで発売 北海道乳業2024年7月26日
-
物価高騰が実質消費を抑制 外食産業市場動向調査6月度2024年7月26日
-
農機具王「サマーセール」開催 8月1日から リンク2024年7月26日
-
能登工場で育った「奇跡のぶなしめじ」商品化 25日から数量限定で受注開始 ミスズライフ2024年7月26日
-
東京・茅場町の屋上菜園で「ハーブの日」を楽しむイベント開催 エスビー食品2024年7月26日
-
鳥インフル 米国オハイオ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2024年7月26日
-
大玉すいか販売大幅減 小玉「ピノ・ガール」は前年比146.8% 農業総研2024年7月26日
-
千葉県市原市 特産の梨 担い手確保・育成へ 全国から研修生募集2024年7月26日
-
水産・農畜産振興 自治体との共創事例紹介でウェビナー開催 フーディソン2024年7月26日
-
新規除草剤「ラピディシル」アルゼンチンで農薬登録を取得 住友化学2024年7月26日
-
自由研究に「物流・ITおしごと体験」8月は14回開催 パルシステム連合会2024年7月26日
-
高槻市特産「服部越瓜」の漬け込み作業が最盛期2024年7月26日