大阪府認定「広報PR基礎講座」第9期募集中 豊中商工会議所など会員は特別価格2022年4月15日
職業能力開発校・(一社)地方PR機構(大阪市中央区)は、同校が実施している大阪府認定「広報PR基礎講座」について、豊中商工会議所を通じて茨木商工会議所、高槻商工会議所と連携し、5月20日開講の「第9期」を募集中。各会員の受講を最大半額の特別価格で受け入れる。
大阪府認定「広報PR基礎講座」は2019年、職業能力開発促進法に適したプログラムとして認定され、これまでに約100人の修了生を送り出してき。広報PR分野で職業能力開発促進法の適用を受けたのは、同講座が日本で初となる。
同講座は、MBAレベルのマーケティング理論を踏まえながら、地方企業に役立つ知識と実践ノウハウを、豊富な実例とワークショップを交えて指導する内容で構成。メイン講師は3000以上の地方PR実績を持つPRプロデューサーで、同志社MBA「地域ブランド戦略」教員や関西大学「広報論」講師を兼務する、同機構代表理事の殿村美樹氏が務めている。
豊中商工会議所は、同講座の主旨と内容に賛同し、同所サイト「とよなかチャンバー」に会員特別価格で受講できる専用窓口を設けるなど、同校と連携。その結果、修了生の中から、コロナ禍にヒット商品を開発するなどの活躍を見せる中小企業経営者が現れている。
「大阪いちごサイダー」で農家を救った能勢酒造の子安社長
中でも、大阪能勢町の酒造会社「能勢酒造」の子安丈史社長(豊中商工会議所会員広報PR基礎講座5期生)と奈良市の酒類卸会社「泉屋」今西栄策社長(オンデマンド講座修了生)が共同開発した奈良特産のいちごを使った「古都華サイダー」は、奈良酒ハイボール「奈良しゅわボール」の新フレイバーに欠かせないサイダーとなり、ヒット商品になった。
この取り組みは、コロナ禍に陥った2020年の春、子安社長が急にいちごが売れなくなった地元の農家を救おうと、自社の技術を使って「大阪いちごサイダー」を開発。これを同校の修了生に紹介したところ、今西社長が奈良の特産いちご「古都華」を使ったサイダーの生産をオファーし「古都華サイダー」が誕生した。今では、奈良酒ハイボール「奈良しゅわボール」の新フレイバーとしてヒット商品となり「泉屋」販売ルートを通じて全国へ販路を拡大している。
古都華サイダー
同講座は、MBAレベルのマーケティング理論をベースに、地方企業に役立つ知識と実践ノウハウを豊富な実例とともに12時間のプログラムにまとめ、わかりやすく指導。講義の最後には、メディアドバイザーを招いて実践に即役立つビジネスプランの発表会が開かれる。
同機構は、2025年に大阪・関西万博の開催を見据え、さらに飛躍する企業を育てるために豊中・茨木・高槻の3つの商工会議所と業務提携について協定を締結。会員企業は特別価格で受講できる。
◎大阪府認定「広報PR基礎講座」第9期内容
日時:第9期:5月20日~6月17日(全5回)
会場:一般社団法人地方PR機構教室(〒5410046大阪市中央区平野町477平野町イシカワビル8階TMオフィス内)
<受講料>
・教室で受講するリアル講座(定員10人)16万5000円⇒(会員特別価格)8万8000円
・Zoomを活用したオンライン講座(定員30人)8万8000円⇒(会員特別価格)6万6000円
・講義ポイントを動画に集約したオンデマンド講座 5万5000円⇒(会員特別価格)3万3000円
※価格はいずれも税込
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