ワイン用ブドウの有機栽培生産者を増やす「ドローンワインプロジェクト」発足2022年4月18日
ドローン・ジャパンは、ひとりでも多くのワイン用ブドウの有機栽培生産者を増やすことを目指す「ドローンワインプロジェクト」を発足。南フランスの協力生産者の畑から収穫されたブドウの一部を原料にした"ドローンワイン"が4月14日に発売された。
ブドウの葉と雑草の区別分布
フランスのワイン用ブドウ畑は、全農地で最大の面積を占める。同社は、その有機栽培を支援する技術を「ドローン&AI」で研究・実証・開発することが、日本の農地と世界の有機栽培比率を上げる大きなヒントとなると考えている。
2020年からは、ワイン輸入業者のフィラディスと成城石井がすでに輸入・販売しているフランスのワインの生産者の協力を得て、「ドローン&AI」を活用した農薬・化学肥料に頼らない栽培の有機化を支援する技術の開発に取り組んできた。
現時点で同プロジェクトでは、ドローンの「自律航行方法」、「カメラの種類と設定」から「解析手法」まで様々なパターンを試行。その解析結果を生産者に実際のワイン用ブドウの生育状況と比較検証してもらいながら、テロワール(ワインブドウ畑)の見える化を実現。特に、「ブドウの葉と雑草の区別分布」と「ブドウ畑の地力分布」技術については生産者からも高い評価を得られた。
この活動から生まれた"ドローンワイン"として、フィラディスが輸入する2020年のヴィンテージワイン「ビコーズ, アイム シャルドネ フロム サザンフランス」と、成城石井が輸入する「アッサンブラージュ ブラン 2020」は14日から販売されている。
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