三重県・JAと共同プロジェクト タイ野菜を県下で栽培開始 ヤマモリ2022年4月20日
総合食品メーカーのヤマモリ(三重県桑名市)は、三重県、JAみえきたと共同で、タイ野菜の栽培を三重県下の農地で4月中旬から順次開始する。
タイ料理の魅力は新鮮なハーブの組み合わせ
同社は1988年にタイに進出し、2000年から国内で現地生産したタイカレーの発売を始め、レトルトタイカレーシリーズで市場をけん引。タイ料理の最大の魅力であるフレッシュなハーブとスパイスの調合を追及し、発売当時は認知されていなかった「タイカレー」を市場に定着させた。
このほど、日本でタイ料理の普及をさらに進めるため、国内で調達が難しいタイ野菜のなかでも代表的なホーリーバジル・レモングラス・タイナスの栽培を決定。栽培にあたり、三重県四日市市と同鈴鹿市の農家4組と契約し、4月から順次畑に定植している。
4月14日に定植した「ホーリーバジル」、
昨年収穫した「タイナス」と同レモングラス(写真左から)
収穫した野菜は新鮮な状態でタイ料理レストランやスーパーの惣菜向け業務用ルートへ販売。また、同社商品の国内での開発に活用される。収穫は6~10月を予定。栽培面積は計2000平方メートルで、収穫量はバジル1000キロ、タイナス4000キロ、レモングラス400キロを見込んでいる。
また、三重県の農業の活性化の一環として、若い世代の就農誘致の活動を積極的に行うためにも、付加価値があり、需要が保証されている野菜の栽培誘致は若い世代へのアピールにつながると考えられ、すでに三重県内で農業に従事する4組の参加が決まっている。三重県(農林水産部フードイノベーション課、農業研究所花植木研究課)とJA、ヤマモリの3者は、今年の成果をきっかけに、さらに協力農家を拡大し、三重県の農業を活性化につなげる。
重要な記事
最新の記事
-
【令和6年度 鳥インフルエンザまとめ】2025年1月22日
-
【特殊報】チャ、植木類、果樹類にチュウゴクアミガサハゴロモ 農業被害を初めて確認 東京都2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(1)どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(2) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(3) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(4) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
禍禍(まがまが)しいMAGA【小松泰信・地方の眼力】2025年1月22日
-
鳥インフル 英イースト・サセックス州など4州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】消費者巻き込み前進を JAぎふ組合長 岩佐哲司氏2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】米も「三方よし」精神で JAグリーン近江組合長 大林 茂松氏2025年1月22日
-
京都府産食材にこだわった新メニュー、みのりカフェ京都ポルタ店がリニューアル JA全農京都2025年1月22日
-
ポンカンの出荷が最盛を迎える JA本渡五和2025年1月22日
-
【地域を診る】地域再生は資金循環策が筋 新たな発想での世代間、産業間の共同 京都橘大学教授 岡田知弘氏2025年1月22日
-
「全日本卓球選手権大会」開幕「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年1月22日
-
焼き芋ブームの火付け役・茨城県行方市で初の「焼き芋サミット」2025年1月22日
-
農のあるくらし日野のエリアマネジメント「令和6年度現地研修会」開催2025年1月22日
-
1月の「ショートケーキの日」岐阜県産いちご「華かがり」登場 カフェコムサ2025年1月22日
-
「知識を育て、未来を耕す」自社メディア『そだてる。』運用開始 唐沢農機サービス2025年1月22日
-
「埼玉県農商工連携フェア」2月5日に開催 埼玉県2025年1月22日
-
「エネルギー基本計画」案で政府へ意見 省エネと再エネで脱炭素加速を パルシステム連合会2025年1月22日