河川環境を守る"アユ放流資金"をCFで募集 栃木県漁業協同組合連合会2022年4月21日
栃木県内の漁業協同組合で構成される栃木県漁業協同組合連合会は4月11日、アユ放流資金を調達するため、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でプロジェクトを開始。5月25日まで支援を募っている。
清流の女王 アユ
水害や、カワウや外来魚による食害、アユ冷水病の発生に加え、コロナ禍の影響や関係者の高齢化もあり河川環境は悪化している。アユはきれいな川の象徴と言われ、近年は水質浄化機能や景観維持機能も注目されているが、「アユを守る人」が居なくなると、河川環境や生態系が破壊されるだけでなく、アユがいることで守られてきた内水面漁業、養殖業など地域経済の衰退にも繋がる。
クラウドファンディングは、「河川のことをもっと知ってほしい!」「アユの住む美しい河川を後世に伝えたい!」「美味しいアユを食べてほしい!」という思いから、県漁連、会員漁協が中心となりアユが住める河川環境を守るために実施。クラウドファンディングにより釣り人以外から放流資金を募るのは全国でも珍しい試みとなる。
アユの放流
◎クラウドファンディング概要
プロジェクト: 県産アユの放流
対象河川: 箒川(那須塩原市中塩原地内)
目標金額: 100万円(内訳:放流費60%、掲載手数料15%、リターン費用25%)
募集方法: All-in方式(目標額に届かない場合もプロジェクト実施、リターン実施)
返礼品: サンクスメール、冷凍アユ、共通遊漁券、つかみ取り体験、プレミアムヤシオマス、オリジナルエコバック、オリジナルステッカー等
募集期間:4月11日~5月25日 プロジェクト実行は6月上旬
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