牛乳産地に「タオルを贈る運動」累計260万枚に パルシステム連合会2022年4月21日
パルシステム連合会が実施している、牛乳の産地で大量に必要とされる作業用のタオルを贈る運動は2021年度、6万6044枚の未使用タオルと3849枚のメッセージが寄せられた。36回目となる今回の取り組みで、累計260万枚のタオルを寄贈することになる。
生産関係者に感謝状と目録を贈呈
パルシステム連合会は1985年から、酪農生産者へ「タオルを贈る運動」に取り組んでいる。酪農生産者は、搾乳時に牛の乳房の感染防止や搾乳機械の掃除、牛舎内の清掃のために大量のタオルを使うため、牛乳の利用者の家庭で保管されている贈答品など新品のタオルを酪農の生産に生かそうと呼びかけている。
タオルを受け取った
大西牧場の生産者
36回目は1月に利用者に協力を呼び掛け、タオル6万6044枚(前年比119.8%)とメッセージ 3849枚(前年比67.9%)が寄せられた。メッセージでは「3世代で飲み続けています」「この牛乳で大きくなりました」など生産者への応援に加え、コロナ禍における励ましや長年の利用者による感謝の気持ちが寄せらた。
今回は初めて、家庭で保管しているタオルがなくても参加できるよう、オンラインを通して募金を呼び掛け、9444口(1口はタオル1枚分の130円)で122万7720円の申し込みがあった。募金はタオルの購入費に使われ、例年のおよそ5.5万枚を大きく上回る6.6万枚を寄贈できる。
今後は、タオルだけでなくゴム手袋など産地の役に立てる資材も含めて募金で購入し、寄贈できるよう検討を進めていく。
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