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培養肉開発で資金調達 株式投資型クラウドファンディング開始 ダイバースファーム2022年4月22日

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培養肉開発のダイバースファームは4月22日、イークラウドで株式投資型クラウドファンディングの募集を始めた。

培養肉開発で資金調達 株式投資型クラウドファンディング開始 ダイバースファーム

ダイバースファームは、8年連続でミシュラン星を獲得した日本料理店「雲鶴」(大阪市北区)と再生医療ベンチャー企業のティシューバイネットが共同で設立された。「培養肉で地球と暮らしを守る」をミッションに、再生医療の技術を活用し、本格的な培養肉開発を推進。2022年に鶏生産者の株式会社阿部農場が経営参加し、培養鶏肉の事業化も進めている。

培養肉は、家畜の細胞を増殖し食肉を製造する技術で、世界的に開発が進んでいる。世界的な人口増加などを背景に、食料の中でも食肉の供給難が予想され、先進国でも近い将来直面する問題となっている。「雲鶴」など日本料理店にとっては料理人の目利きに適う食材は生命線となるが、食料供給が不安定になることも予測されることから、ダイバースファームは再生医療技術を基盤とした本格培養肉開発を推進している。

同社が開発する手法は細胞同士を融合させて、大型の細胞ブロックを作製する技術。元々、人工臓器作製のために開発され、ヒト由来細胞だけでなく、他の動物由来の細胞にも有効で、トリの細胞を使えばトリ肉になり、ウシの細胞をつかえば牛肉となる。この技術を用いると、料理人の要望にあった肉質、脂肪量やアミノ酸などの組成割合のコントロールをでき、完全無菌状態で培養するため、長期間保存を実現し、食中毒予防、疫病による汚染などの影響もない。

同社は、遺伝子操作や幹細胞など安全性未確立の技術は使わず、食料として認められている材料のみから培養肉を作製することを目指している。その際、原料となる細胞は定期的に必要で、畜産業から継続的に提供してもらう必要があるため、畜産業に+アルファとなる事業モデルを目指している。

「株式投資型クラウドファンディング」は、インターネットを通じて非上場のベンチャー企業に投資を行える仕組み「株式投資型クラウドファンディング」は、インターネットを通じて非上場のベンチャー企業に投資を行える仕組み

◎募集概要
募集予定期間:4月22日~5月6日
目標募集額:1494万9000円(上限募集額:9900万円)
資金使途:研究開発費、設備投資費、人件費

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