巨峰の人気復興へ 長野の老舗農家と大手IT上場企業がコラボ ノウタス2022年5月10日
家族農業が持続可能な社会を目指すノウタス株式会社は、農村地域での農業体験とワーケーションを通じて社会課題を解決する「農+ワーケーション」(ノウタスワーケーション)の提供を始めた。
農+ワーケーションの様子
「農+ワーケーション」は2021年、行政、観光業、農家と連携して行った実証実験をベースに開発した同社の新事業で、都市部のリモートワーカーが農村地域に短期移住し、現地で農業体験をしながらリモートワークをする新たな社会課題解決モデル。家族経営農家が抱える構造的な課題や、リモートワークでチームワークが低下する企業、心身の健康に問題を抱える個人など課題解決のきっかけをつくる。事業開始を機に、産農官連携を進めながら充実拡大をしていく。
初回は5月中旬に、長野県須坂市で、老舗ぶどう農家の岡木農園が、東京に本社がある大手IT上場企業からの農業体験を受け入れる。有力なシャインマスカット生産者の岡木農園が提唱する「巨峰のリブランディング」は、多くのぶどう農家が抱える課題で、この取り組みを通じて解決に向けた一歩が踏み出されることが期待される。
岡木農園のぶどう
取り組みにあたり、参加者は朝は農作業に従事し、日中はリモートで東京の仕事や農家とのワークショップ、地域との交流、夜は地元野菜でのバーベキューなどチームで懇親したり、須坂市名物の温泉も楽しむ予定。また、参加を通して、チームビルディングの強化とともに、行政、地元農家、地元企業との交流を通じ、双方の課題とできることを共有。中長期的な協業の可能性について検討する。
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