筑波大附属小の専用農場の運営を受託 環境学習を支援 アグリメディア2022年5月13日
農業ビジネスを展開するアグリメディアは、筑波大学附属小学校から保谷田園教場(東京都西東京市)の管理運営事業を受託し、このほど業務をスタートした。
東京ウエストインターナショナルスクール(東京八王子)における農教育プロジェクトの様子
同社は、教育機関と連携した「農教育プロジェクト」として、2020年春に第1号案件の東京ウエストインターナショナルスクール(東京都八王子市)を始めており、今回で2例目。全国122か所で展開するサポート付き貸し農園「シェア畑」の運営などで培ったノウハウを生かし、児童の学びと成長につながる持続可能な環境学習を支援する。
筑波大附属小は日本の初等教育のパイオニア的存在で、80年以上の歴史をもつ保谷田園教場は、約9100平方メートルの面積をほこる教育用農場。新しい農場教育を模索する同校が入札した結果、八王子市の農教育プロジェクトや、児童向け収穫体験農場の運営業務など関連分野で実績のある同社が施設の管理運営者に選ばれた。
同社は、保谷田園教場で「児童の様々な感覚を育む環境学習」となることをめざし、畑、果樹園、自然木、教室、炊事場など教場内の設備を活用し、自然環境のなかで児童たちが主体的に観察・行動できる環境を整える。畑や果樹園では有機農法を採用し、可能な限り持続可能な資材を用い、自然との調和を重視している。
また、農教育に精通した専門人材も配置。管理責任者を務める篠塚享利氏は有機農家として8年の農業経験をもち、八王子、世田谷のプロジェクトの責任者を務めるベテラン。このほか、緑地保全、農園塾などで活動経験を持つ従業員も参画する。
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