環境・エネルギー分野の成長へ 球状シリカのシンガポール製造設備を増強 デンカ2022年5月16日
デンカは、環境・エネルギー分野のさらなるのため、シンガポールの連結子会社でDenka Advantech Pte. Ltd.(DAPL)のトアス工場に球状シリカの戦略投資を実施。グループ全体での生産能力を約3割増強することを決めた。
球状シリカ(拡大写真)
同社の球状シリカは、高絶縁性、低熱膨張性を活かして半導体封止材料や半導体パッケージ基板、各種樹脂への充填材として使われ、高速・大容量データ通信(5G)・自動車の電動化(xEV)により、近年需要が増加している。
同社は、球状シリカで世界シェア約3割を占め、大牟田工場(福岡県大牟田市)とシンガポールの2拠点体制で生産している。今後の旺盛な需要に対応するため、シンガポールの製造設備を増強し、中長期的な安定供給体制を構築する。
2021年10月に大牟田工場で、球状シリカを含む「次世代の高機能球状フィラー製造設備の増強」を決め、様々な先端・高信頼性分野に対応可能な品揃えができる戦略投資をおこなう。
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