保育園給食向け「業務用ミールキット」事業を開始 オイシックス2022年5月17日
食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地は6月1日、保育園給食向けの業務用ミールキット事業を開始。家庭向けのミールキット「Kit Oisix」で培った開発のノウハウや、保育園への食材卸事業「すくすくOisix」の知見などを活かし、食育支援活動を推進する。
約700園の保育園ネットワークを活用
「Kit Oisix」は、同社が展開する「Oisix」で販売する、必要量の食材とレシピがセットになったミールキット。献立を考える必要がなく、調理時間が削減できることなどが評価され、シリーズ累計出荷数は1億食を突破した。また、子どもにKit Oisixのメニューを試食してもらう審査会「コドモニター」などの取組みを通じ、子ども向けのメニュー開発のノウハウがある。
同社が2015年に始めた保育園への食材卸事業「すくすくOisix」は、保育園給食の食材購入や調理にかかる業務負荷軽減などの課題解決につながるサービスとして成長。一方、保育園では慢性的な人手不足により、給食調理の業務に課題があり、園児・保護者の課題として、偏食への悩みがあることも分かった。同事業では、保育園給食向けに業務用ミールキットを展開することで、保育園の人手不足の解消と園児・保護者の抱える偏食の改善や食育支援などの価値を提供する。
今後は、関東・関西の保育園に向けて、業務用ミールキットを導入する園を募集。業務用ミールキットの商品、サービスのブラッシュアップを進め、導入園を拡大し、5年以内に売上規模100億円を目指す。
ミールキット利用前後の調理時間の変化
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