48か月連続売上No.1「金芽ロウカット玄米」が米市場を活性化 東洋ライス2022年5月23日
東洋ライスが開発し製造・販売する「金芽ロウカット玄米(2kg)」が、48か月連続で玄米商品カテゴリー売上のNo.1を達成。白米を含む米カテゴリー全体でも売上10位を達成した。
金芽ロウカット玄米
米カテゴリーは、市場全体での価格冷え込みにより、上位9商品のキロ単価が200円台~450円程度と500円を割り込む中、同商品は例年通りの550円を維持。売上点数と粗利を確保できる商品として各量販店から評価されている。
「金芽ロウカット玄米」は、2015年3月に発売。食べにくさなどの原因となる玄米表面を覆う防水性の高い「ロウ層」を独自加工技術により均等に除去した玄米商品で、玄米の豊富な栄養成分はほぼそのままに白ごはんのようにおいしく食べられる。炊きやすく、消化性にも優れており、糖質32%オフ、カロリー30%オフ(白ごはん比較)と、従来の玄米のデメリットを払拭した、いままでにない商品となる。また、2021年3月には「コメ及びその飯そのもの」として特許を取得。これは、いかなる機器と製法で造ろうと、同商品の特徴のほか、玄米でありながら、米粒が白米のご飯粒のように大きく膨張して粘りもあり、寿司やおむすびにもなる「金芽ロウカット玄米」のようなコメすべてが、独占排他的な特許権となっている。
コメ市場のトレンド※KSP-POS 白米・玄米カテゴリー2019年1月~2022年4月・売上金額(東洋ライス集計)
コメのなかでも「白米」は、全体ではダウントレンドとなる中、「玄米」市場は、消費者の健康意識の高まりを背景に、同102.7%と伸長。特に「金芽ロウカット玄米」は、同123.8%と玄米市場の成長をリードする形となった。
各量販店のバイヤーからも評価が高く、特に、大手量販店では、玄米商品では異例ともいえる「4kg」容量の要請を受け、3月に一部地域でテスト導入。今年の白米商品と同等以上となる「2080円」の価格設定で発売した。消費量の減少から、「コメの小袋化」の流れの中で「大袋化」の要請は異例で、金芽ロウカット玄米が消費者に受け入れられ、白米と同様に「主食化」しているともいえる。同社は「この潮流は米穀業界全体の動向を大きく変える可能性がある」としている。
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