初の寄贈米1.5トン「フードバンクかながわ」に到着 パルシステム神奈川2022年5月23日
生活協同組合パルシステム神奈川は、対象となる米穀商品を購入すると重量の1%程度をフードバンクへ寄贈する「お米でつながるみらいアクション」で5月17日、初の贈呈となる米1.5トンが「フードバンクかながわ」へ届けられた。
寄贈米を受け取るフードバンクかながわの職員
パルシステム神奈川は1月から、利用者が購入するJA新みやぎとJAいわき花巻産の米重量の約1%をフードバンクかながわに寄贈する「お米でつながるみらいアクション」を開始。利用者の購入量は3か月ごとに確認し、フードバンクかながわと協議の上、寄贈量を調整される。
1~3月の対象産地の米購入量は189トンで、約1%相当の1.89トンのうち1.5トンが寄贈されることになり、5月17日にフードバンクかながわへと届けられた。今回の寄贈で届けられなかった重量分は次回以降に繰り越され、4~6月分の購入量に応じた寄贈は8月を予定している。
フードバンクかながわから物資提供を受けるため登録をしている支援団体数は281団体と、2020年度から増加傾向。現状ではフードバンクかながわに寄贈される食品重量より支援団体への提供重量の方が多くなり、不足分は寄付金で購入しており、今回の寄贈米もこれらの支援に役立てられる。
パルシステム神奈川は、20年以上にわたりJA新みやぎ・JAいわて花巻と産直協定を結び、生産者と消費者の交流を継続してきた。「お米でつながるみらいアクション」を通じて米余りの課題を抱える米産地と、コロナ禍により深刻化する神奈川県内の生活困窮者への支援に貢献し、神奈川に暮らす者同士、神奈川の利用者と宮城・岩手両県の生産者をつなげている。
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