2021年惣菜市場 3.0%増2年ぶりのプラス成長で回復 惣菜協会調査2022年5月26日
日本惣菜協会は、2021年の中食・惣菜国内市場についてまとめた。「2021年版惣菜白書」として6月1日に発刊する。それによると、昨年の市場規模は前年比3.0%増の10兆1149億円となり、新型コロナウイルスの影響を受けて、11年ぶりに前年を下回った昨年からは回復したが、2019年対比では98%にとどまった。
2021年版惣菜白書
調査は、2月14日~2月16日の期間、首都圏、近畿圏、東北圏、九州圏の4エリアで実施。回収数は、首都圏2092、近畿圏2079、東北圏1046、九州圏1055で計6272。
調査によると、業態別では、「CVS」が前年比101.6%の3兆2015億円、「食料品スーパー」が106.6%の2兆9470億円、「惣菜専門店」が100.5%の2兆7472億円で、この3業態合計で88.0%を占める。その他の業態は、「総合スーパー」が103.1%の9075億円、「百貨店」が106.7%の3117億円で、全業態が前年を上回った。
業態別構成比の動向では、「食料品スーパー」が1.0ポイント増で29.1%、「百貨店」が0.1ポイント増で3.1%にそれぞれシェアが増加。一方、「惣菜専門店」は0.6ポイント減の27.2%、「CVS」は0.4ポイント減の31.7%とシェアが減少している。「総合スーパー」は2020年同の9.0%のシェアとなった。
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