フクシマガリレイと「特殊冷凍専用プレハブ冷凍庫」を共同開発 デイブレイク2022年6月1日
特殊冷凍技術を活用「Freezing as a Service」を展開するデイブレイクは、フクシマガリレイと、「特殊冷凍専用プレハブ冷凍庫」を共同開発した。
特殊冷凍専用プレハブ冷凍庫
「特殊冷凍専用プレハブ冷凍庫」は、保管時の品質劣化を最小化し、特殊冷凍の高品質を保つ冷凍保管庫。特殊冷凍のプロセスでは、食品を特殊冷凍機で凍結した後、冷凍保管庫で保管する。凍結直後は高品質な食品も、保管の環境次第で品質劣化が起こる恐れがあるためデイブレイクは、食品ごとに適した保管環境を独自の研究で導き出した。
また、デイブレイクは、凍結・保管の他にも、高品質な冷凍食品の開発には各工程の適正化が重要であるという研究結果から、工場レイアウトやオペレーション設計など食べ手の元に届くまでの一連の流れにおける最適な方法を提案する「スマートフリーズ」を提唱。これを強化する一環として、「特殊冷凍専用プレハブ冷凍庫」の共同開発に挑戦した。
フクシマガリレイは、冷凍冷却に関する高い商品開発力を持ち、業務用冷凍冷蔵庫から大型のトンネルフリーザーまで、日本の約3台に1台の業務用冷凍冷蔵庫を製造する国内メーカー。昨今の特殊冷凍の広がりを受け、デイブレイクからの「特殊冷凍専用プレハブ冷凍庫」開発提案に賛同。技術提供に協力した。
「特殊冷凍専用プレハブ冷凍庫」は、デイブレイクの特殊冷凍研究ノウハウと、フクシマガリレイの高いエンジニアリング力で開発。高い品質を保つとともに、安全性と使いやすさを追求しており、①品質劣化の最小化、②省スペース、③リスクコントロールの3つをポイントとした専用設計・仕様を搭載した。
適切な環境で保管し、3年が経過した冷凍梨(左)と3か月が経過した冷凍梨。
保管環境の問題で変色等の品質劣化が発生している。
品質劣化の最小化については、品質劣化の原因となるデフロスト時の温度上昇を抑える専用設計を採用。庫内の温度変化を抑え、特殊冷凍の品質を維持しながら長期保管が可能となる。また、省スペースについては、新規事業に向けた特殊冷凍機の導入が増えてきていることを踏まえ、限られたスペースでも作業導線を圧迫しないスライドドアを採用。カスタムオーダー型で、サイズも自由に選べる。さらに、万が一の故障に備え、冷凍庫内の温度一定に保つ仕様を採用。機械トラブルがあっても、プレハブ冷凍庫内の在庫のロスを発生させない。
重要な記事
最新の記事
-
多収米の契約栽培で供給増へ 主食用米全体の安定供給にも寄与 JA全農2025年3月6日
-
日本海側中心の大雪被害に早期の支払い JA共済連2025年3月6日
-
ニデック京都タワーに「北山杉」の木製品を寄贈 京都府森林組合連合会と農林中金大阪支店2025年3月6日
-
【人事異動】JA共済連(4月1日付)2025年3月6日
-
次世代の環境配慮型施設園芸の確立へ Carbon Xtract、九州電力、双日九州と実証事業開始 農研機構2025年3月6日
-
バイオスティミュラント新製品「ヒートインパクト」発売決定 ファイトクローム2025年3月6日
-
鳥インフル 米ワイオミング州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月6日
-
食用油の紙パックのリサイクルシステム構築 資源ごみとして静岡県裾野市で行政回収開始2025年3月6日
-
食品産業の複合展「FOOD展2025」10月開催 出展申込受付中2025年3月6日
-
果樹の新しい有機リン系殺虫剤「ダイアジノンMC」普及性試験を開始 日本化薬2025年3月6日
-
「オーガニック天平マルシェ」奈良・天平広場で開催 コープ自然派奈良2025年3月6日
-
野菜の機能性・健康効果に特化『野菜健康指導士』資格事業開始2025年3月6日
-
農林水産業専門の人材サービス「農業ジョブ」新機能リリース シンクロ・フード2025年3月6日
-
農薬がどの程度残りうるか 地理的・気候的条件から予測 岐阜大学2025年3月6日
-
農業に特化した就転職オンラインイベント「就農会議」参加者募集 あぐりーん2025年3月6日
-
乳酸菌発酵の力で肉を変える「乳酸菌発酵液」食肉事業者へ販売開始 明治2025年3月6日
-
日本生協連「くらしと生協」春アイテム「sweetweb.jp」で華やかに登場2025年3月6日
-
体験型野菜のテーマパーク「カゴメ野菜生活ファーム富士見」7日から営業2025年3月6日
-
完全電動農業ロボット「Adam」で欧州農業自動化、DXへ AG GROUPと提携 輝翠2025年3月6日
-
核のごみ問題を知る 専門家迎えオンラインイベント開催 パルシステム東京2025年3月6日