五感で学ぶ食の循環 宮古島から全国の小学校へ「体験型オンライン授業」無料開催2022年6月10日
沖縄県宮古島の農業生産法人・オルタナティブファーム宮古は、全国の小学校に向けて、実際にサトウキビを使って学ぶ体験型のオンライン授業を無料で開催するプロジェクトをクラウドファンディングのCAMPFIREで実施している。
小学校向けの体験案内の様子
このオンライン授業は、事前に送付するサトウキビの苗や黒糖蜜を使ってサトウキビの栽培や黒糖作りを体験し「畑から食卓まで」の全工程を、美味しく・楽しく・学べる体験型の食育プログラム。宮古島のサトウキビ畑とZoomでつなぎ、資料・写真・動画を見ながら、体験キットも使ってリアルとバーチャルを組み合わせ、五感を使って体験できる。
サトウキビ農家と黒糖加工職人がガイドとして案内する「美味しく・楽しく・学べる」体験として、宮古島での体験型観光4700人の実績がある。また、一般の観光客のほか、教育機関に対しても、幼稚園・小学校・高校・大学向けに多く実施されている。同社は、複数の小学校へのオンライン体験の実施を通して、社会科の地域学習と合わせた食育プログラムとして役に立てることを知り、多くの小学校の子どもたちに体験学習の機会を提供したいと思うようになった。そこで、広く活動していくため、クラウドファンディングを活用して資金調達し、無料開催できる枠組みを整えた。
このプログラムは、農林水産省の「第6回 食育活動表彰」で消費・安全局長賞を受賞。コロナ禍で移動自粛が求められる中、オンラインでの体験型の食育プログラムを開始し、距離・会場・参加人数などの制約を受けず、広く食育活動を普及できるツールとして実績を上げたことが評価された。
事前送付する体験キット
◎サトウキビの「体験型オンライン授業」概要
体験所要時間:90分
参加人数:最小1組・1名~最大50組・200人
通常価格:6500円/サイト※ガイド料金、体験キット1式、送料込み
<体験の流れ>
(1)宮古島の紹介
地理・気候・文化・果物・野菜などを紹介
(2)サトウキビの紹介
植生、歴史、特徴などを紹介
(3)工程紹介・体験
栽培(苗の植付体験)~収穫(サトウキビ丸かじり体験)、黒糖作り(焚き上げ体験)が出来るまでを紹介・体験
重要な記事
最新の記事
-
共同利用施設の整備や多様な担い手支援 予算抜本拡充を 25年度予算でJAグループが要請2024年7月24日
-
【注意報】果樹カメムシ類 7月下旬以降に被害急増のおそれ 福岡県2024年7月24日
-
【注意報】いもち病 多発の可能性大 状況に応じて追加防除の検討を 北海道2024年7月24日
-
【特殊報】メロン退緑黄化病 県内のメロンほ場で初めて確認 滋賀県2024年7月24日
-
【注意報】斑点米カメムシ類の多発に注意 富山県2024年7月24日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 岐阜県2024年7月24日
-
【注意報】果樹にチャバネアオカメムシが県内全域で多発 過去10年で最大 群馬県2024年7月24日
-
参加と協同で「暮し続けられる街」に 横浜・福祉クラブ生協で【全中・JA経営ビジョンセミナー】2024年7月24日
-
KSAS Marketplaceに、残留農薬検査サービスを提供するつくば分析センターが参加 クボタ2024年7月24日
-
石川県創造的復興プランは画餅に帰す【小松泰信・地方の眼力】2024年7月24日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」絶滅危惧種を探しに錦江湾の干潟へ JAタウン2024年7月24日
-
【役員人事】鹿児島くみあいチキンフーズ(6月26日付)2024年7月24日
-
霧島酒造×スタバ 宮崎県都城市に初のコラボ施設 2026年春オープン2024年7月24日
-
必要な機能だけを備えた農機具のプライベートブランド「NOUKINAVI+」開始 唐沢農機サービス2024年7月24日
-
えだまめ選手権で日本一 新潟県妻有地域発ブランド枝豆「つまりちゃまめ」デビュー 柳農産2024年7月24日
-
胚移植の活用で乳牛の妊娠をより確実に 乳牛繁殖の効率化へ貢献 北大、農研機構など2024年7月24日
-
配送センターの夏まつり「おやこフェス」8月4日に開催 パルシステム群馬2024年7月24日
-
農作業事故をVRで体験 東京都立農業高校で農作業安全授業を開催 JA共済連2024年7月24日
-
雪印メグミルク保有 ビフィズス菌「SBT2786」睡眠改善効果を確認2024年7月24日
-
秋のさつまいも博「超芋まつり」川崎市等々力緑地で開催2024年7月24日