DAIZとミヨシ油脂が資本業務提携 植物性油脂による商品開発で協業2022年6月15日
発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するDAIZは、ミヨシ油脂と資本業務提携を締結した。同提携により、ミヨシ油脂の植物性油脂と「ミラクルミート」を掛け合わせた研究開発に取り組む。
業務用加工油脂メーカーのミヨシ油脂は、加工油脂の研究開発・製造・販売に取り組み、環境問題、食糧危機、健康志向などを背景に、植物性原料のみを使って動物性油脂の特長を活かした食用油脂ブランド「botanova」を展開。プラントベース市場を成長させるため、重要戦略の一つとして取り組んでいる。
一方、熊本発のフードテックベンチャーであるDAIZは、独自の発芽手法「落合式ハイプレッシャー法」をコア技術とし、環境負荷の小さい次世代植物肉「ミラクルミート」の開発に成功。国内大手企業とパートナーシップを組み、食品技術を結集させた研究開発を重ねることで「ミラクルミート」の美味しさの向上を追求している。また、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」の普及を通じて、サステナブルな食文化を啓蒙し、持続可能な社会の実現を目指している。
このほど、ミヨシ油脂が持つ植物性油脂と「ミラクルミート」を掛け合わせた研究開発により、「ミラクルミート」の付加価値向上を図るため、資本業務提携に至った。ミヨシ油脂の三木逸郎社長は「環境負荷が低い次世代の植物肉"ミラクルミート"はサステナブル観点でも注目され、SDGsの達成も期待される。ミラクルミートやbotanovaを掛け合わせた研究開発により、持続可能な社会の構築に貢献していく」とコメント。また、DAIZの井出剛社長は「ミヨシ油脂社の技術とミラクルミートが掛け合わさることによって、より美味しい植物肉製品を消費者の皆様へお届けできるものと期待している」と話している。
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