GI「東根さくらんぼ」品評会開催「最優秀賞 三席」の佐藤錦を出荷 食文化2022年6月17日
「うまいもんドットコム」などグルメ食品のインターネット販売を展開する株式会社食文化は6月16日、コロナ禍で3年ぶりに豊洲市場で開かれたGI産品「東根さくらんぼ」の品評会で、「最優秀賞 三席」の評価を得た、植松広樹氏が栽培した佐藤錦をセリ落とした。
食文化がセリ落とした「最優秀賞 三席」の佐藤錦
昨年は天候に恵まれず収穫量が激減したが、今年は質・量ともにしっかりと生育。JAさくらんぼひがしねでは、佐藤錦の結実100周年という記念すべき年でもあり、生産者の想いがより高まっている。中でも品質に自信のある生産者が出品しており、その数は約80点。審査員が山形県出荷規格を基準とし、果実の色、形、張り・艶、糖度、食味を考慮し評価が行われた。表彰の形式は、最優秀賞・優秀賞・優賞・糖度賞・参加賞と分類され、 最上位の最優秀賞の中から、一席・二席・三席と順位付けされる。
東根市は「佐藤錦」発祥の地で、試行錯誤を繰り返しながら栽培技術を確立してきた。 大玉で糖度が高く、そのさわやかな甘さと程よい酸味のバランスに優れた食味の良さが、初夏の味覚として人気が高い。2017年4月に「東根さくらんぼ」が農林水産省からGI(地理的表示保護制度)に認定されたことを受け、国内外へ広くPRするため、品評会をそれまでの東根から豊洲(築地)市場へ開催地を替えた。当日は、東根市長も駆けつけ、品評会後に開かれたセリでは、最高評価の「最優秀賞一席」に輝いたさくらんぼには1箱130万円の値がついた。
食文化の青果担当もセリに参加。「最優秀賞 三席」に評価された佐藤錦をセリ落とした
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