家庭用マーガリン類製品を値上げ 15～20%の価格改定 J-オイルミルズ2022年6月20日
J-オイルミルズは6月16日、家庭用マーガリン類製品の価格を改定し、9月1日納品分から15～20%の値上げを実施すると発表した。
マーガリン類の主原料であるパーム油や大豆油、菜種油を取り巻く環境は近年、世界的に厳しさを増しており、バイオ燃料向けの需要増や原料生産国の天候不順など複数の要因により需給がひっ迫。加えて2月以降、長期化するウクライナ紛争で国際的な食料供給への懸念が強まり、原料相場は歴史的な高値で推移している。さらに原油価格高騰によるエネルギーコストや物流費の上昇、為替相場の円安進行も重なり、原料の調達コストは大幅な増加が避けられない状況にある。
同社は、生産性向上や経費圧縮などの企業努力に最大限努めているが、現行の価格水準でコスト高の影響を全て吸収することは極めて困難な状況にある。今後も確かな品質の製品を安定的に届けるため以下の通り価格改定を決めた。
・対象製品と改定額：家庭用マーガリン類製品15～20%
・改定時期：9月1日納品分より
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