田んぼからつくった、 初の自社田栽培純米酒「萌稲」新発売 秋田銘醸2022年7月11日
「美酒爛漫」を手がける創業100年の秋田銘醸(秋田県湯沢市)は7月7日、自社栽培米100%で仕込んだ初めての純米酒「萌稲(もね)百田」と「萌稲 一穂積」を発売した。
「萌稲 百田」と「萌稲 一穂積」は、秋田県随一の"酒米の里"として知られる湯沢市で「この土地の風土を活かし、この土地でしか造れない酒を醸したい」という思いで、自社田を開くところから酒造りに取り組み完成した純米酒。秋田酒の期待の星として話題の秋田県産酒造好適米「百田」と「一穂積」を、それぞれの酒米が持つ旨みや香りをまっすぐに愉しめる純米酒に仕上がった。
秋田銘醸の地元・秋田県湯沢市は、雄物川の豊かな水利が潤す肥沃な地。かつて「東北の灘」とも呼ばれ、古くから続く酒米農家も多く、酒米の栽培が盛んに行われてきたが、近年では農家の高齢化や後継者不足により、各酒蔵の原料米確保が問題になりつつある。そこで同社は、地域の農業をもう一度活性化し、酒米の里湯沢の復活に貢献しようと地元に自社田を開き、酒米栽培を開始。「萌稲」を始まりとする自社田栽培米での酒造りに取り組み、湯沢市の豊かな風土を活かした酒造りの文化を次の世代へとつないでいく。
四季折々で表情を変える湯沢の田園風景を格子柄のデザインで表現したラベル
これまで秋田県産では出せないと言われていた「ふくらみ」を実現したことで話題の、秋田県産酒造好適米「百田」と「一穂積」は、いずれも秋田の酒の新しい時代を担う酒米。『萌稲 自社田栽培「百田」純米酒』は、「山田錦」のように後味にふくらみがあり、芳醇な旨みのある味わい。また、『萌稲 自社田栽培「一穂積」純米酒』は、ふくらみがありながらキレイで淡麗な味わいが特徴。いずれも720mlは1210円、300mLは550円。税込。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日