再生可能100%の社会へ「生活クラブエネルギー事業連合」設立 生活クラブ連合会2022年7月21日
生活クラブ連合会は7月12日、(一社)生活クラブエネルギー事業連合を設立した。
生活クラブグループと生産者らで出資して建設した「庄内・遊佐太陽光発電所」(山形県飽海郡遊佐町)
エネルギー事業連合は、全国21の都道府県にある33の生活クラブ生協で再生可能エネルギーの普及や脱原発活動などを推進するための新たな組織。正会員は、生活クラブ各単協と生活クラブ連合会、生活クラブのでんきの共同購入を担う(株)生活クラブエナジーなどで構成される。
生活クラブでは1984年のチェルノブイリ原発事故により、日本で生産された食品にも放射能が検出されたことに端を発し、脱原発の活動を開始。以後、省エネの推進、生活クラブ主体で出資・融資した再生可能エネルギー発電所約30か所の建設、生活クラブ生協の組合員を対象としたでんきの共同購入「生活クラブでんき」の開始など、再生可能エネルギーの普及に取り組んできた。
約40年間の活動のなかで、再生可能エネルギーの普及には、この問題だけに取り組むのではなく、地方と都市の経済的な連帯を作り、市民自治を推進することが必要であると認識。そのため、さらに脱原発、再生可能エネルギー普及と社会的連帯経済を推進することで、再生可能エネルギー100%の社会を作ることを目的にエネルギー事業連合を設立した。
首都圏の生活クラブ生協で出資して建設した風車「夢風」(秋田県にかほ市)
主な事業内容は以下の通り。
■事業内容
(1) 生活クラブ生協のでんきの共同購入「生活クラブでんき」の推進
(2) 再生可能エネルギーの電源開発・支援
(3) 自家消費型 PPA 事業
(4) 地域新電力の設立支援、ならびに地域エネルギー事業の推進のための調査、計画、電源開発の単協活動の支援
(5) 省エネ・温室効果ガス削減に向けた調査研究・政策づくり、政策提言等の推進
(6) 生活クラブが出資・融資している単協を含む再生可能エネルギー発電所の運営・保守管理ならびにSPC の法人運営
(7) 生活クラブ自然エネルギー基金の管理・寄付拡大ならび助成業務
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(120) -改正食料・農業・農村基本法(6)-2024年11月30日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (37) 【防除学習帖】第276回2024年11月30日
-
農薬の正しい使い方(10)【今さら聞けない営農情報】第276回2024年11月30日
-
「自分」を失わない努力が必要な時代【原田 康・目明き千人】2024年11月30日
-
集落機能強化加算 「当分の間、継続」江藤農相 対象は現行555組織 経過措置導入へ2024年11月29日
-
「子どもの食事って大切」 心身育成にも一役 全国オーガニック給食フォーラム2024年11月29日
-
着実な担い手確保へ JAきたみらいなど先進3JAに学ぶ JA全中・次世代総点検セミナー2024年11月29日
-
宴会やパーティーで食品ロス削減「おいしい食べきり」全国共同キャンペーン実施 農水省2024年11月29日
-
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」環境規制に関する事例紹介 農水省2024年11月29日
-
【農協研究会】たい肥センター核に 放棄地再生も JA佐久浅間で農業戦略探る2024年11月29日
-
日銀「地域金融強化のための特別当座預金制度」適用対象機関名を公表 農林中金2024年11月29日
-
【役員人事】JA全農くみあい飼料株式会社(11月19日付)2024年11月29日
-
内部統制と働きやすさは両論 コンプラでトップセミナー JA全中2024年11月29日
-
ノウフクレンケイってなんだ? 根本凪の「ネモト宅配便 特別編 」配信 JAタウン2024年11月29日
-
「冬の京野菜フェア」全農直営3店舗で12月1日から開催 JA全農2024年11月29日
-
柑橘王国えひめ「紅コレクション」始動「愛媛県産紅まどんなフェア」開催 JA全農2024年11月29日
-
「ランピースキン病の発生」影響に関する相談窓口 福岡・熊本に設置 日本公庫2024年11月29日
-
シニアの外国語:その可能性【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月29日
-
東日本のカシノナガキクイムシの由来を遺伝情報により解明 森林総合研究所2024年11月29日
-
島根県大田市 三瓶山麓で有機米を初収穫 報告試食会を開催 三菱マヒンドラ農機2024年11月29日