カサブランカを生んだ日本固有種 "ヤマユリ"が見頃 六甲高山植物園2022年7月22日
六甲山観光(神戸市)が六甲山上で運営する六甲高山植物園では、ユリの女王「ヤマユリ」が開花し、見ごろを迎えている。
見ごろを迎えた日本固有種の「ヤマユリ」
世界のユリの中で最も豪華で華麗なヤマユリは、日本だけでなくヨーロッパでも人気が高く、花の黄色い条線から英名で「gold lily(黄金のユリ)」や「queen of lily(ユリの女王)」と呼ばれている。同園には約250株のヤマユリが点在しており、ゴージャスな見た目と強い芳香が訪れる人の目と鼻を楽しませている。
ヤマユリ(ユリ科)は、近畿地方以北の本州の山地、丘陵の日当たりのよい斜面に生える多年草で、高さは1~2メートル。花の大きさは直径約23センチにもなる大型のユリ。日本の固有種だが、欧米で品種改良の親となり、カサブランカなどの名花が生まれた。日本では、「料理百合」とも呼ばれ、苦みのない鱗茎は古くから食用にされている。同園のヤマユリは7月中旬から咲き始め、見頃は8月上旬まで。
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