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リンガーハットが冷凍自販機を全国展開 コロナ禍の外食減に対応 農水省が「事業適応計画」認定2022年7月29日

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長崎ちゃんぽん専門店などを展開する「リンガーハット」などは、コロナ禍で顧客の外食機会が減る中、冷凍商品の自動販売機設置の全国展開に向けて、税制優遇措置が受けられる産業競争力強化法に基づく「事業適応計画」を農水省に提出し、7月22日に認定された。

リンガーハットが冷凍自販機.jpg

「リンガーハット」と「リンガーハットジャパン」「浜勝」が提出した事業適応計画によると、コロナ禍の長期化で外食機会の減少や外食を控える傾向がある一方、テイクアウトやデリバリーサービス、冷凍食品の販売が増えるなど事業を取り巻く環境が大きく変わる中、リンガーハットグループとして、非接触・非対面方式で同社ブランドの冷凍食品を24時間いつでも購入できる冷凍食品自動販売機を全国に展開することとした。

産業競争力強化法に基づく「事業適応計画」として認定されると、対象期間中、コロナ禍で生じた繰越欠損金の控除上限を50%から最大100%に拡大する税制優遇措置などが受けられる。同社の事業適応計画の実施期間は2022年8月から2026年2月まで。計画では、最終年度の時点で、冷凍商品自動販売機の売上高が全体の売上高の1%以上となることを目指すとしている。

冷凍自動販売機では、同社の「長崎ちゃんぽん(450円)」や「長崎皿うどん(450円)」など6商品を販売している。同社は昨年6月に大阪の店舗でこの自動販売機によるテスト販売を始め、10月から都内など関東の5店舗に導入するなど順次、拡大しており、事業適応計画の対象となる今年8月以降、さらに全国への展開を進めていきたいとしている。

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