"パッケージサラダを利用したい"が過去最高値「サラダ白書2022」2022年8月25日
サラダクラブは、8月31日の「野菜の日」に合わせ、サラダの食文化の把握を目的とした年次調査を2010年から毎年行い、その結果を「サラダ白書」として発表している。今年は、「野菜・料理に対する意識」や「サステナビリティに関する意識」などについて、全国2060人の20~69歳の男女を対象にWebアンケート調査を行った。
料理工程で負担に感じること 1位「献立決め」2位「洗い物」3位「生ごみの処理」
同調査で、自宅での料理工程で負担を感じることについて聞いたところ、1位は「献立決め(60.4%)」で、「洗い物(58.4%)」、「生ごみの処理(55%)」、「下処理(53.9%)」と続いた。
献立決めの際に参考にしているものについては、「レシピサイト・アプリ(54.4%)」が最も多く、「料理動画サイト・アプリ(31%)」、「テレビ番組・CM(25.9%)」と続いた。また、男女ともに20~30代は「YouTube」「Instagram」「Twitter」、女性60代は「テレビ番組・CM」を参考にする人が他の属性に比べ多かった。
料理をする際に罪悪感を感じること 「カット野菜を使う」は総菜や冷凍食品より低い結果に
一方、自宅で料理をする際に罪悪感を感じることについて、「賞味期限・消費期限が切れる前に食べきれないとき(53.6%)」が最も多く、次いで「栄養バランスに偏りがあるとき(44.6%)」となった。「カット野菜を使うとき」に罪悪感を感じる人は17.2%で、「レトルトやインスタント食品」「出来合いの総菜やサラダ」「冷凍食品」より少なかった。
野菜喫食時に意識していることとしては、「毎日食べること」が過半数で1位。約8割の人が野菜を食べるときに何らかを意識しており、その中でも「毎日食べること(51.3%)」を意識している人が過半数でトップとなった。
野菜調理時に困っていること・改善したいことについては、自宅で料理をする人の8割以上が何らかの困りごとを抱えていることがわかった。その中でも、「価格が高い(41.5%)」 「日持ちしない(41.2%)」が突出して高い結果に。女性20代は「調理にかかる時間が増える」、女性50代は「保管するときにかさばる」と感じる人が他の属性より多くなった。
パッケージサラダを利用したい人は53.3%で2013年以降最高値
パッケージサラダの利用意向について尋ねたところ、53.3%と過半数の人が利用したいと答え、同じ設問を開始した2013年以降最も高い結果となった。
パッケージサラダを利用したい人は53.3%で2013年以降最高値
また、サステナビリティに関する事柄については、「興味・関心があること」「実践していること」でいずれも1位が「マイバッグやエコバッグの使用」、2位が「ゴミの分別・リサイクル」となった。興味があることの3位は「フードロス削減」で、実践していることの3位は「省エネルギーの取組み(節電節水など)」。興味・関心があることと実践していることの乖離が大きかったのは「ふるさと納税」「被災地支援」「コロナの影響で困っている人への支援」だった。
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