食費の節約を意識87.0%「節約・値上げについてのアンケート」調査 日本生協連2022年8月25日
日本生活協同組合連合会は、「節約・値上げについてのアンケート」を実施。全国の組合員を対象に6月2日~7日、WEBアンケートで調査を実施した。有効回答数は、4689件。
同調査によると、節約したことの1位は「ふだんの食事(食料品・菓子・飲料・テイクアウトなど)」の56.5%。特に20代が一番多い結果となった。また、「水道光熱費」について節約意識が上昇傾向にある。節約したことの2位は「外食」(52.2%)で、1位「ふだんの食事」と合わせて、食費の節約意識が強いことが分かった。4位の「水道光熱費」は、昨年度の同様の調査で11.2%だったが、今回34.9%と大きく増加。電力・ガス会社の値上げにより節約意識が上昇したと考えられる。
具体的に節約したい食品については、1位「菓子・おやつ」(46.4%)、2位「デザート・スイーツ・アイス」(40.0%)、3位「調理済みの総菜やお弁当」(35.8%)。昨年度の同様の調査と比べていずれの項目も約5%ずつ増えており、当該分類への節約の意識が高まっていることが分かった。嗜好品が上位なのは「贅沢」を我慢し、調理済総菜やお弁当については「手作りを増やして支出を抑えたい」という心理が作用したと考えられる。
また「米・パン・麺類」について、昨年度調査では9位だったが、今回「パン」は21.0%で6位に上昇。小麦粉値上げの影響が反映された結果であると考えられる。
今現在の食費への意識に近いものを回答項目から選んでもらったところ、1位は「節約しつつ、ちょっとした贅沢も盛り込む」が64.3%。昨年度の同様の調査と比べると5ポイント低下したが依然として支持される結果となった。ストイックになりすぎず、日常の楽しみも大切にしている人が多いと考えられる。一方で2位は「必要なもの以外はなるべく買わないよう我慢する」(46.9%)で、昨年から5ポイント上昇。続いて「品質が良ければ多少高くても買う」と続き、こちらは昨年度調査と比較して10ポイント上昇した。
多少高くても買う理由になるものは、1位「おいしい」(71.7%)、2位「国産品」(61.5%)という結果に。年代別では、「時短できる」は全体では4位だったが、30代では3位で50.8%と半数以上が支持する結果となり、時短意識の高さによるものと考えられる。また、年代が高いほど回答が多いのが「国産」「産地直送」「減塩や低塩(他より塩分が低め)」「環境に配慮している」という結果となった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(125) -改正食料・農業・農村基本法(11)-2025年1月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (42) 【防除学習帖】第281回2025年1月18日
-
農薬の正しい使い方(15)【今さら聞けない営農情報】第281回2025年1月18日
-
イタリアはラーメンブーム【イタリア通信】2025年1月18日
-
「一揆は対立ではなく連携へののろし」 この機逃せば農村消える 山形県の農家・菅野芳秀さん2025年1月17日
-
鳥インフルエンザ続発 愛知で国内30例目、千葉で31例目2025年1月17日
-
米の作況指数 「農水省発表マイナス5が新潟の実感」 新潟大・伊藤助教が指摘2025年1月17日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月17日
-
令和6年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年1月17日
-
(418)日本初のグローバル化の功罪【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】有機農業で次代に活路 JA常陸組合長 秋山豊氏2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】環境と農業の両立に的 JA秋田中央会会長 小松忠彦氏2025年1月17日
-
生産者にZ‐GIS活用講習会 JA全農2025年1月17日
-
JA広報大賞 JAふくしま未来に決定 JA全中2025年1月17日
-
農業界特化就活フェア「あぐりナビ就活FES.」東京、大阪で開催 アグリメディア2025年1月17日
-
「2024年度 GAPシンポジウム」開催 日本生産者GAP協会2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベリマークSC」 FMC2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベネビアOD」 FMC2025年1月17日
-
日本生協連「くらしと生協」包丁研ぎの魅力を伝えるアニメ動画を公開2025年1月17日
-
東大阪農業PR大使・シャンプーハットてつじ密着取材「ピカッと東大阪」で公開2025年1月17日